僕のガーデニング・スタイル

先日訪れた高山市の街角。

レトロな建築様式と窓辺のゼラニウム、紅葉したツタが絶妙に混ざり合って、そこだけが絵葉書の世界だった。

ユトリロっぽくもある。

このゼラニウムだけでも拍手を送りたい。フランスやドイツでは見慣れた光景だが日本ではゼラニウムをこんな風に高い位置の窓辺に飾る人は少数である。
日本ではゼラニウムという花は寿司屋かそば屋の軒先の小汚い発泡スチロールに植えられているものと相場が決まっている(⇒「なぜそば屋にはゼラニウムが置いてあるのか」)ので、ゼラニウム・ファンの自分としてはこういう風にクールにゼラニウムを飾っている人を見るとさりげなく拍手したくなる。
僕はまだ確固とした「理想の庭」というものは持っていなくて、模索している段階だが、↑のような雰囲気(特にゼラニウム)はストライクゾーンである。大正ロマン風?ジブリ風?ヨーロッパテイスト?ナチュラル?カントリー??・・・なんと呼べばいいのか分からない感じがウチの庭に少し似ているような。
まあ、ウチの庭の方がもっと意味不明でオルタナティヴだけど。。。

オルタナティブというのは本来は「代用品」とか「代案」とかいう意味だが、音楽用語ではロックでもブルースでもパンクでもR&Bでもなく、同時にどれでもありうる<闇鍋的性格>のバンド(とその音楽性)を形容する際に使う。
超簡単に言ってしまうと、「なんでもあり」ってことだ。
カントリー的要素もありーの、ナチュラル風でもありーの、ジャンクな雰囲気もありーの、一年草でキラキラさせまくりーの・・・うちの庭もだんだんそんな感じになりつつある。
でも基本的にはパステルカラーよりは原色の「胸キュンアホ庭」路線がベースである。グリーンより花を重んじたい。アホかと思われるくらい花で庭を明るくしたい。それが僕の趣向である。隠し味程度にナチュラル的なアイテムや雰囲気も大事にしたいけど、ナチュラルガーデンにはしない。ナチュラルガーデンという言葉自体好きでない。

僕は何かに憧れ、目を輝かしながらドアを開け、「よろしくお願いします」と頭を下げるタイプではない。むしろ「ああいうのだけは絶対に御免だ」と軽蔑と憎悪を原動力に生きる悪魔的人間である。二学期になっても友達の出来ないタイプである。
園芸でももちろんそうで、僕は誰かの庭に憧れる前に誰かの庭を軽蔑する。同時にその庭の何が気に入らないのか、どこまでなら許せるのか、思いをめぐらせる。そうするうちに少しずつ自分の望むものの輪郭が見えてくる。
時には意に反したこともするし、かつて軽蔑していたようなことをやってみることもある。それが案外ハマってまた軌道が変わったり・・・・
そういう、いわばゴツゴツした紙粘土を投げたり落としたり棒で伸ばしたりしながら成型するような庭造りだから、他人が見ても全く参考にもアテにもならないのである。
目指すゴールが定まっていないのだから、コースも「だいたい」でしか決められず、しかも気分で軌道が変わる。
迷うのが人間、悩むのが人間、最初からやりたいことが分かっていたら苦労はないゼ、と開き直ることも出来るが、いい加減自分のスタイルなり理想なりを確立したい。とも思う。
僕は苗を買うのが大好きだから、やっぱり胸キュン路線がシックリ来る。
激安苗の値札見るだけで胸キュンだし。。
「花の咲いてる苗を買ってきて植えるなんて、ずいぶんお手軽なガーデニングなこと!」
という人には分からない楽しさを追求したい。

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2015.12.01 | | 園芸コラム

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yuhei

Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
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