ありがとう天龍!な、日曜日

今日は「ミスター・プロレス」こと天龍源一郎の引退興行の日である。同僚のA君は値段不明・数量限定販売の「天龍弁当」(とんかつ弁当みたいなやつ)を食べたいとかで一足先に行っている。現地集合だ。
余興の開始時刻は3時から。メインイベントは7時くらい。
3時前に着けばいいだろうと雨が止むのを待っていたらケロリと晴れた。

休日は、駅までよそ行きの顔。

自分の靴音がいやに大きく響く。
僕は、どこかへ向かう人、向かおうとしている人を見るのが好きだ。
行き交う車の窓の奥に一瞬見える横顔、まなざし。
倦怠、愉快、決意、疲労、寂寥。
ときめき。
街角で小走りに駆けるあのひとは
誰のために急いでいるのか。
すれ違いざまの一瞥。香水のウィンク。

一瞬、一瞬が窓。
窓が流れてゆく。
何もかもが窓越し。
手を伸ばしても届かない。
触れた途端に、割れてしまう。
you can look but you better not touch.
僕は眺める。
ただ、眺めるだけ。

....(*・∀・*)ノ

「すごい人だし再入場不可らしいからなんか食べてきた方がいいよ」とA君からメールが来たので、乗り換えのアキバで途中下車して軽食。
毎度お馴染みのカフェランチ。
両国はアキバからたったの2駅なんだけど、両国は人で一杯だろうし、アキバのアニメオタクたちと一緒に食べる方が落ち着くのだ。(根っこの部分で同類だから)

ホットドッグが口に合わなくて、その後しばらく気分悪かった。。。ホットドッグはサブウェイかモスが無難だな。
両国に着いた。
電車を下り、改札を抜け、左右を見渡し思う。
「アキバと歩いてる人種一緒・・・」(笑)

天龍はもともと前頭筆頭まで行った力士である。こういうノボリが立つのも、引退試合の会場が両国国技館なのもそのため。
僕は天龍源一郎というレスラーについて最近まで何も知らなかった。それどころかプロレス自体、まともに見たこともなかった。A君に伝説の名勝負みたいなものを少しずつ見せてもらい興味を持ち、地上波で唯一放送されている「新日本プロレス」を録画して観始めたのもここ1年くらい。
要するに「超」がつくほどの「にわかファン」である。
数年前に薄~く、A君に色んな試合やらトーナメントやらを見せてもらい、そのとき天龍源一郎というレスラーを知った。「誰が気に入った?」と訊かれたから「天龍」と答えた。
意外な顔をされた。こっちはなぜ意外な顔をされるのかも分からないから、何かとんでもない見当ハズレな解答をしてしまったような気がしたものだ。
実はうちの奥さんもプロレスが好きで、天龍が好きだと言ったら「・・・なんで?」と言われた。
武藤でも蝶野でもケンスケでも長州でも三沢でもなく、天龍かよと。もっと煌びやかな選手がたくさんいるのになんであんなオッサン??という感じだったのだろう。
こっちはプロレスの見方もよく分かっていないくらいだった(勝敗が予め分かっているのに何でそんなに熱くなれるのか理解不能だった)から、自分でもなぜ天龍が好きなのか分からなかった。
たたずまい、としか言い様がなかった。オーラというか。。。信用出来そうな気がしたのである。
そして彼のことをろくに掘り下げる機会もないまま、引退興行が決定した。
A君が気を効かせてケーブルテレビで放送されていた天龍の特番をハードディスクに保存して渡してくれた。それをここ2週間ほど観ていた。
観るたびに好きになっていく。
魅力の蟻地獄!
声、笑顔、レスリングスタイル、実力、実績、素顔、どんな下っ端選手でも呼びつけにせず必ず「君」とか「選手」とつける思いやり、懐の深さ。
最高に格好いい65歳がそこにいた。

入場口の混雑具合。。。

10分ほど並んでやっと中に入れた。。。
物販では有名選手が直々に営業。(鈴木みのる選手)

座席でA君と合流。
「アキバから来たのに下りたらアキバみてーなヤツばっかでウケたよ」
そう言うとA君が笑いながら言った。
「ヘヴィメタ、アニメ、プロレス、アイドルはオタクの守備範囲内だから」
「アイドル以外全部好き」

超満員15000人で沸き立ったメーンイベント、天龍源一郎VSオカダ・カズチカ(新日本プロレスのNo.1スター)

年齢差38歳の無茶な引退試合はオカダの勝利で幕。
腰の手術のせいでまともに歩くことさえ出来なかった天龍はそれでもフラフラになりながら必殺技を披露し、オカダの猛攻撃をかわさずに全部受けとめ、50数年の格闘技人生にピリオドを打った。
最後に登場した愛娘・あやなさんの感謝の挨拶には思わず涙ぐんでしまった。
にわかファンながら、ありがとう、お疲れ様!

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2015.11.15 | | 未分類(日常、随筆)

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