自分でフローリング張り!

午前中、奥さんがフローリング張りの「コツ」をつかんでいる間、僕は先週作りかけてそのままにしてあった通路のレイズドベッドに土を入れた。
これで二つとも完成☆

手前にひとつ、奥にひとつ。
 
このレイズドは目立つのか、隣のおばあちゃんから不動産屋のK氏、そして近所の奥様たちにも好感触である。好感触すぎてレイズドを通り越して菜園まで上がってきちゃう人もいる。
そのとき僕は一心不乱に材木に色を塗っていて、S氏と助っ人の大工さんは古い畳を担いで事務所と駐車場の間を行ったり来たりしていた。そこに隣の奥様と近所の奥様+それぞれの連れている小型犬が現れて「あらあら素敵!」。
さすがにちょっと焦った。
刷毛を持ったまま出迎えて菜園の説明などするも矢継ぎ早に質問され、しかも答えるより先に話が変わるうえにそれぞれがサラウンドで別の話をするものだから、ただ「わあ」とか「へえ」とか言いながら頷いている僕であった。
隣家の奥様はレイズドを見て「カボチャでも飾るのかと思ってたケド」
「あ、目ざとい」と僕。
「そういう空間にしようと思ってたんですよ」
「もらったブットレア」
「根付きました?」
「花、咲いた」
「ブットレアってなに」
「それよ、ほら、あそこの、道路のとこにある」
「どうぞ、もうテキトーにむしって持ってって下さいよ」
そこに資材を担いだS氏が通りかかったので全員+犬が道をあける。そんな調子で門扉の前の狭い空間にひしめき合って話をしていたのだ。
2回目にS氏が通りかかったとき、僕は二人の来客とS氏を引き合わせるように言った。
「こちらのSさんもこの家の大家さんの幼なじみなんですよ。よくこの辺で遊んでたそうですよ」
「え?○ちゃんの?」と二人して大家さんの名前をつぶやく。
「ええー!じゃあウチの娘と同じ学年じゃないの?名前は?何年生まれ?」と隣の奥様。
S氏はマジメな顔で自分のフルネームと生年月日を告げた。
「実家はすぐそこです」
「じゃあ○○小、○○中のコース?」
「ええ」とS氏。「自分もなんか見覚えがあるような・・・って思ってたんですよ」S氏はお隣の奥さんに向かって言った。隣の奥様は自分の娘の名前をほとんど叫ぶようにして告げたがS氏は憶えていないようだった。(ちなみにその娘の名前をK氏にも教えたが同じく記憶にないようだった)
10数年前に千葉県から転がって来た僕からしたら「知らんがな!」の世界だがこの界隈ではよくある話。
さいたまという街はなまじ東京から近いから息子や娘が成人しても地元を離れない。離れる必要がない。結婚しても、同市内か隣町に住んでいるケースが多い。房総半島の場合は地元を出なかったら気が狂うけどね!(僕の兄みたいに)
S氏と大家さんなんて自分の子供同士まで同じ学校に通う同級生だというからビックリである。2世代で同級生なんて、狙ってもなかなか出来ないことだろう。
まあ、そういう訳で通路のレイズドは複数の隣人から注目されている。

レイズドに土を入れた後、実り始めたゆずにネットを掛けた。毎年、いくつか鳥に食べられてしまうので。

奥さんがゆずジャムを作る前は「よくあんな酸っぱいものを食べるなぁ」と、ついばむ鳥さんたちを関心しながら見ていたくらいだったのだが、ゆずジャムの素晴らしさを知ってしまった今、「クソったれの鳥なんかに食われてたまるか!」と脚立を登って守銭奴よろしくゆずの実を守る卑しい僕である。
今年は去年より実の数が多く、形も整っている。
守らなきゃ、全部食われても文句は言えない。後悔しても枝に残るのはクチバシにほじくられた無残な食い残しだけだ。

奥さんが1人で大変そうだったので僕もフローリング張りを手伝った。まだ始めたばかりで3枚ほどしか張れていなかった。先に要領を掴んでいた奥さんに手順を教えてもらい、僕がフローリングをはめこみ、トンカチで固定する役、奥さんがパネルをカットして長さを調整する役目になった。

ホームセンターでダークブラウンのフローリングパネルを4箱買ってきて、8畳の和室にはめ込んでいく作業。
パネルの側面は凸凹になっていて、パズルのようにはめこんでいくのだが、隙間が開いたり浮いたりしないよう、トンカチなどで微調整しながら進める。
はめたら、「フロア釘」という、フローリング張り専用の釘を、斜め45度の角度でパネルに打ち込む。


このくらいまで打ち込んだら、もうハンマーでは叩けない。パネルが傷つく。


ではどうするのかというと、「ポンチ」という道具で押し込むのだ。
釘の頭にポンチの先端を当て、ポンチのお尻をハンマーで叩く。

どうやら僕はフローリングを張るのが性に合っているらしく、パネルをキレイにはめ込むのも釘を打つのもポンチで押し込むのもサクサク出来てしまった。
奥さんに何度も「こういうバイトに行けるよ、行ったほうがいいよ」と薦められた。「バイト」というところがリアルだ。

こういうことを書くと「器用なんですね」などと言われかねないが、違う。断じて違う。僕を器用などという人には、目の前で折り紙を折ってやりたい。
向いているものと向いていないものがあって、たまたまこの作業は僕に向いていたのだ。
塗装も向いているらしい。僕は1日中でも刷毛を動かしていられる人間なのだ。奥さんは本当に器用な人だが塗装が嫌いである。やらせてもやっぱり下手である。
こういうことはDIYをしなければ知りえなかった特性である。学校で刷毛は使ってもフローリングの張替えはしない。
自分にこんな側面があることを知らずに死んだって別に構わないのだろうけど、この達成感と快感、そして小匙2杯分くらいの誇らしい気持ちはまさに「生」だ。
今日を生きた、という感じ。

自分で言うのもなんだが、初めてやったにしてはキレイに仕上がった。
自分が張った床だと思うと愛着もひとしお。
DIYをすると家との距離が縮まる。
持ち家が欲しいと思うときもあるけど、こういう経験は、古い借り物の家だからこそ可能なのかもしれない。
むっちゃ疲れるけど。。。
床は張れたがまだ上物は完全に「復元」出来ていない。。
明日に持ち越しだー。
仕事の電話が少ない日でありますように。。

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2015.11.01 | | DIY(園芸雑貨・家具)

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