久里浜にて

今日は顧客とのミーティングのため久里浜まで行ってきた。といってもピンと来ない人もいると思うので一応言っておくと久里浜は神奈川県にある街。三浦半島の南東に位置し、浦賀に来航したペリー一行が上陸した場所として知られる。

千葉のド田舎で育った僕にも「久里浜」は馴染みのある地名だ。
房総半島には、千葉駅から太平洋側の安房鴨川とを結ぶ外房線(そとぼうせん)という路線が走っており、この外房線の快速の終点が「久里浜」だった。(途中で総武線に変わる)
高校生になり電車でさらに田舎にある「県立掃き溜め高校」へ通うようになった頃、夕暮れの無人駅で「久里浜」と掲示している外房線がビュンと走り去るのをよく見ていた。
偏差値が5以上あると落とされる高校だったから誰も久里浜の場所なんて知らない。ただやたら遠くの街に違いねえ、ということだけは分かっていた。だから先輩に殺されそうになったとき、女の子の前でとんでもない恥を曝してしまったとき、恋が破れたとき、自分の人生の限界が見えて「ここではないどこかへ」逃げ出したくなったときなど、僕たちは空想の中で「久里浜」を目指した。
低脳な僕のイメージでは久里浜は静岡あたりにあるはずだった。そう、ちょうど日本地図で言うと沼津辺りに。そして千葉の海岸より白い砂の浜が広がり、静かな青い空を切り取る四角い窓のホテルがある。そのホテルのベッドに沈むと全てを忘れられるのである。

現実には白い砂のビーチはないし、静かでもない。

仕事のあと、海が見たくなって入り込んだ波止場。
ここはとても静かだった。(この鳥↓以外は)

海辺で生まれて海辺で育ったからか、それとも埼玉に海がないせいか、近くに海があると分かると見ておきたくなる。京都育ちの奥さんは逆で、山がないと落ち着かない。じゃあなんでさいたまなんかに住んでいるのか。海も山もない。見事なまでの平野である。
ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの。

明日は思う存分庭作業しよう。

☆クリックしてもらえると励みになります☆
banner (47)

よければこっちもお願いします(ブログ村ランキング)
にほんブログ村 花・園芸ブログへ

関連記事

2015.09.19 | | 未分類(日常、随筆)

«  | ホーム |  »

プロフィール

yuhei

Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
「一般教養としてのロック史」管理人。興味のある方は覗いてみてください。ネットショップも地味に
コメ欄クローズ中ですので、現在お声はメールでお願いしております。
⇒ mail@brightside82.com

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム