奥さんの蚊との戦い~園芸用帽子の改良~

養蜂家。ETを探しに来た機密組織のひと。もしくはET。
違う。うちの奥さん。

小さい子供はお菓子売り場につれてゆくと静かになる。抱かれながらぐずっていても目だけはしっかり床より少し上の棚を凝視している。
いつも僕の隣にいる身長165センチ以上あるオトナの女の子は、色んなものが100円で買える売り場に通りかかると静かになる。どんなにこめかみに血管を浮き上がらせていても、立ち止まって何かを考え始める。
ひらめいたり、思い出したりして足を踏み入れる。
そして40分間出てこない。
プラスティックの「100円ジャングル」から出てこない。
仕方なく僕も100円ジャングルをうろついてみる。これでも家事の半分以上をこなしている身である。必要なもの、必要になりそうなものくらいは把握している。しかしそんなものは5分で見つかる。それにそんなに必要なものなどない。
残りの35分、カゴを片手にうろつく女性たちを眺めながら僕はある結論にたどり着いた。
必要なもの、必要になりそうなものだけを探すから退屈なのだと。
ある種の女性たち(男がほとんど見当たらないので女性に限定させてもらう)は、ここに「必要なもの」だけを求めて来るのではない。三角コーナーのネットが切れたから買いに来たのではない。三角コーナーのネットなど金輪際買わなくても済むようにするにはどうしたらいいか考え、そのために必要なものを探しに来るのである。
このプラスティックジャングルで時間を忘れられる人は、そういう思考の人だ。
そして○年前に僕が伴侶に選んだ女性もその手の女性だったのだ。

話を最初のショッキングな写真に戻すと、あの「被っているもの」は実はお手製の「蚊よけネット」である。
「ダイソー」でジャンボサイズの洗濯ネットを買ってきて、

裁断して、


何をどうしたか知らないが被れるような状態にしたのだ。

そもそもなんで被るのか??

彼女はヤブ蚊に刺されるのを極端に嫌う。
だから長袖にオーバーオール、帽子、手袋、ゴム長、固定&携帯型の蚊取り線香に露出部分には防虫スプレーという「完全防備」で外に出ている。
それでも刺される場所がある。
顔だ。
だから目をつむって、お互いの顔面にスプレーしていたほどだが、汗をかくと沁みるし、大体目に入ると危ないからやめた。
露出部分が顔面しかないから、蚊は顔を集中的に狙う。ウチの庭に生息している蚊の貪欲さといったらない。完全防備でも必ず顎とか頬とかこめかみとかを咬まれる。
それが奥さんは許せない。
僕もイヤだが、だからといって頭からネットを被ろうと思ったことはない。
「わたし、本当にイヤなんだもん、刺されるのが」
といっても、デング熱に感染するとかそんな病理的な理由ではない。
「ウンザリするのよ、刺されると。全部イヤになっちゃうくらい」
それは彼女が他の誰も刺されていないのに「いつも自分だけが蚊に刺される」という経験を幾度も重ねてきたことが影響している。そういう体質なのだ。
生きている限り人より多く蚊に刺され痒い思いをし続けるのか・・・と思うと確かにウンザリもするだろう。洗濯ネットを被りたくなる気持ちも分からないでもない。

ちなみに僕がいつも被る麦わら帽子にも適応するらしい。

「あなたは咬まれても私ほどイヤじゃないだろうけど」
これを被るか被らないかはそれ以前の問題だけどね・・・。

他にも帽子に独自の工夫をしている。奥さんは髪が長いので庭に出るときは髪留めで束ねたりゴムで括ったりする。その状態で園芸用の帽子を被るとどうなるか。むっちゃ頭がでかくなるのである。要するにちゃんと被れない。
だから帽子の後頭部を裁断して広げた。

ちなみに広げた部分のメッシュは↑の洗濯ネットの余りだそうだ。こういう帽子は売っているらしいのだが1000円くらいするらしく、「ガーデンング用ではこういうの無かったから自分で作った」とのこと。それと、この帽子は買ったばかりだったからすぐまた新しい帽子を買うのが気が引けたらしい。。

さらに内側には「保冷材」を収納できるポケットまで作っていた。。。ここに保冷剤を入れて帽子を被ると、頭頂部がヒンヤリして熱中症防止になるんだって。

もちろん保冷剤はケーキ屋さんでもらったものを冷凍庫にストックしておき使う。

使いにくいなら使いやすいように変える。壊れたら直す。市販に適切な商品がないなら作る。蚊に刺されたくないなら刺されないようにする。グチってるヒマがあるならグチらずに済むにはどうしたらいいか考える。
これがうちの奥さんである。

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2015.08.17 | | 奥さんのアイデア雑貨

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Author:yuhei
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