とりとめもなく・・・通路。

寄せ植えは涼しげに作る僕も、通路だけは、あえて暑苦しくド派手に行きたかったんだけど、さすがにここまで暑いと「もうええわ」ってなる。。

さすがのコリウスたちもなんかダラついてて、「ダリ~、アチ~」って声が聞こえてきそうだ。高校の体育の時間を思い出すじゃないか。
僕が通った高校の校訓は「ダリー、ネミー、ウゼー」だった。
もちろん嘘だ。
しかしそう思わない日は一日としてないという意味で、この言葉は母校の本質を言い表している。
僕の母校には女子という生物がほとんどいなかった。男子校じゃないのにいなかった。女子用の制服も用意されていたが、その制服を着た異性に声をかけたり、かけられたり、胸を焦がしたり、廊下の壁に頭突きしたくなるような気持ちにさせられることはついぞなかった。
僕はよく授業中に教室を出た。出たまま戻らなかった。
何度か(何度も?)親が学校に呼び出された。
一度、父が来たことがあった。
頭が悪すぎるから進級させられない、留年ですな。と数学の教師が父と僕を脅した。その教師は鼻の下にプリングルスみたいなヒゲを生やしていて、みんなに「マリオ」と呼ばれていた。でも彼はキノコを食べても大きくならないマリオだった。とても背が低かった。ゴミ缶に収まりそうなサイズだった。
父はマリオの話を聞いていなかった。
駅のホームで電車を待っているときのように、地球の裏側を見ているような空ろな目で「うううん」と唸った。
親父が何を考えているのか僕にもマリオにも分からなかった。親父にも分からなかった。
父は一昨年の冬他界した。
若かった。
最後の望みは何だと訊いたら、もう一度本物の芸者と本当の遊びをすることだと言った。あれが忘れられないと。
生きている間にお前も本物の芸者との本当の遊びを経験しろ!と言わんばかりだったが、「本当の遊び」というのが何を意味するのかイマイチ分からなかった。分かったところで奥さんに怒られるだろうから忘れることにした。
そういう男の遺伝子を何パーセントかでも受け継いでいると思うと、なぜ自分が園芸などに目覚め、来る日も来る日も花の写真を撮ったりこんなしょうもないブログを更新し続けているのか分からなくなる。
分からないけど好き、というのは分かる。

花苗は僕にとっては一株一株が自分のポケットモンスターみたいなものだ。
といっても「ポケモン」世代ではないからイメージでしか言えないが、この通路に植えてある花たちは僕が植えた。それなりの役割を与えて「お前はここ、お前はあそこで咲け、お前はここでこうしろ」と言いつけて置いて行った。忠実なヤツもいれば全然こちらの意図に反した伸び方をするヤツもいる。
そうした偶然や必然、従順と反抗が入り混じってひとつの「色」になっていく。
花を育てる面白さはそこにある。
花壇はひとつのアートだ。一枚の絵だ。
十軒、園芸をやっているお宅があったら、十個の作品がある。
狭くて暗くても、手が行き届いていなくても、構わない。

そこに「庭」があり、庭を愛でる人がいればそれでいい。

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2015.07.27 | | 園芸コラム

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Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
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