ご都合「民主主義」

ここ数年では、安倍政権ほど民主的な政権はない。
小泉純一郎は「ワンイシュー」「イエス・オア・ノー」という分かりやすい選択肢を提示することで国民を思考停止状態に陥れて政権を手にし、そのあとの安倍、福田、麻生らは自民党内の総裁選で決まっただけで国民が選んだわけではない。
09年、民主党の圧勝により12年間続いてきた自公連立政権が崩壊、鳩山内閣が誕生するが、これは国民が自分の頭で考えた末の「選択」ではなく、マスコミの放送法を無視した世論操作の賜物であった。そこから悪夢の民主党政権が続くが、菅も野田も民主党議員と訳の分からない「サポーター」が決めた首相である。
現在の安倍内閣はどうだったか。
民主党はもう御免だ、裏切られた、自民党のほうがマシ、自民党じゃなきゃ復興が進まない、売国政権は要らない・・・
色々な声があったし、単なる「反動」「振り子の原理」という人もいるだろう。だが確かなのは、安倍晋三という人はそのマトモな思想信条ゆえ知能の低い新聞やテレビはもちろん、もっと知能の低い芸能界、評論家、大学教授、映画監督、作家、漫画家など頭は悪いが声だけは人一倍大きい連中の支持をまっっっ・・・たくと言っていいほど受けられない人であり、それゆえ実力と説得力、行動力で勝負するしかなかった、ということだ。
幸い、彼が最初に首相の座についた06年時点ではあまり知られていなかったマスコミの「実態」や民主党の「正体」などが通信インフラの整備と普及によって広まり、また、ニコニコ動画のような「真実を知りたい若者が集まる場所」も現れたことで、追い風になった。
あの政権奪取の選挙のあと、どこかのコメンテーターだか大学教授だかが、「これは自民党への積極的な「YES」ではなく、ダメな民主党への「NO」だった、だから安倍・自民が選ばれたわけじゃない」みたいな負け惜しみを吐いていたが、「NO」は「NO」でも、ただ気分として「NO」を示したのではないことも気付けないのかこのアホは、と呆れた。
あの時の国民はテレビが作る「空気」に乗せられたわけでもなければ、思考停止を誘う「ワンイシュー」に目をくらまされた訳でもなかった。(そもそもマスコミは自民党の応援など絶対にしない)
怒りと不信感から自分で調べ、意見を持ち、民主党のおかしさに気味悪さを感じた人たちが「安倍」に未来を託したのである。
民主政権時代にひとつでも評価できる点があるとすれば、それは国民が「検索するクセ」を身につけるようになった、ということだろう。
あまりにも嘘と隠蔽とゴマカシが多かったから、誰もが「じゃあ自分で調べよう」となったのである。本当の意味で「健全な民主主義」が日本に生まれた瞬間だった。
その安倍首相に対して「暴走」とか「民主主義に反する」とか「ファシスト」とか言って、安保法案の可決も「絶対許さない」とわめいている人たちがいる。



こういう人たちに是非聞きたい。
なぜ民主党のときには一歩も家から出なかったのですか?と。
なぜ「菅政治許さない」と書かれたプラカードの一枚も作らず、たった一度のつぶやきすらしなかったのですか?と。

不審船が海上保安庁の船に激突してきたことがあった。
民主党政権はどうしたか。
官房長官だった仙石由人は何をしたか。
映像を闇に葬ろうとした。中国様がお怒りになるから。
結局、海上自衛隊の隊員が職を投げ打って正義の行動に出た。。。
これって民主主義に反してると思うんだが、「仙石やめろ」の声はむしろ保守の側から起こっていた。
あなたたちは何をしていた??
「人権侵害救済法案」なる法律が作られようとしていた。ネットの掲示板などで外国人を誹謗中傷したりすると、国から権限を与えられた謎の組織の人たちが来て連行されることもありうるという怖い法律だ。
在日朝鮮人や中国人の人権を守るためなら、日本人の言論の自由を犠牲にしてもOK!というムチャクチャな法律だったが、言論の自由が大好きな文化人や日弁連の先生方から反対の声はついぞ聞こえてこず、これまたネットで反対の署名活動を主催していたのは無名の一般人だった。
あなたたちは何をしていた??
極めつけは松本龍という復興担当大臣が宮城県庁を訪れた時のこと。
少し遅れて入室してきた宮城県知事に彼は言った。
「先に部屋にいるのが筋だよなあ」
「(水産特区は)県でコンセンサス得ろよ、そうしないと我々は何もしないぞ、ちゃんとやれ」
「いま、あとから入ってきたけど、お客さんの来るときは自分が先に入ってからお客さんを呼べ」
「長幼の序が分かってる自衛隊員ならそんなことするぞ?わかった?しっかりやれよ」
そしてその場にいた報道陣に「今の最後の言葉はオフレコです。いいですかみなさん、いいですか。これ記事にした社は終わりだから
と言った。

あなたたちは民間のいち作家が冗談交じりで「沖縄の新聞は・・・」と言ったとき大騒ぎしていたが、このときは何をした?
何も。
見ざる聞かざるを決め込んだ。
現役の復興大臣が「これ書いたらその社は終わりだから」とあからさまな脅迫をしても何も感じなかったのに、なぜ百田氏の冗談にはあんなに過激に反応したのか。
しょせん、あなたたちの正義なんてそんなものなのだ。
自分たちの都合のいい、キモチよがれる時だけ正義をかざし、自分たちに都合の悪いときはどんなに人が傷ついていようと困っていようとあからさまに民主主義を否定する言動が為されていようと見てみぬ振りをする。
また今回の安保法案の採決を「強行採決」だとわめいているが、民主党は強行採決を1度もしなかったとでも言うのか?
そもそも民主主義とは数の論理である。どんなに拮抗していても1票でも多いほうが勝つ。それが民主主義であり、国民の投票によって選ばれた総理大臣が、必要な手続きを踏んで行っていることを否定するのは、つまり民主主義を否定するのと同じである。これもまた、あなたたちにとって都合のいい「強行採決」なら民主的で、そうでない場合は全部「暴走」になるのだろう。
こういうのを難しい言葉で「ダブル・スタンダード」といい、誰にでも分かる言葉で言うと「ワガママ」という。
安倍首相が民主主義を無視しているなら今頃とっくに憲法は改正されてマトモな国になっている。僕からしたら彼は民主的過ぎるくらいだ。

僕たちは悪夢の民主党政権から何を学んだか。
そう、民主主義の大切さだ。言論の自由の尊さだ。命の大切さだ。1位になるために頑張ることを素直にスゴイと認める寛大さと、そんな見えない努力でこの国の地位や名誉を保ってくれている人々がいることを誇る気持ちの大切さだ。
日本の子供たちを中心に考えた教育と、正しい歴史認識と、美しい国土を守る事の重要さだ。
あなたたちは「国民の声を無視するな」という。
しかしその声は届かないだろう。
あなたたち自身がまず誠実にならなければ。

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2015.07.16 | | 政治

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yuhei

Author:yuhei
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