あらたなる動機

今週は月曜に来客があって、火水木と大事な仕事が重なり、昨日(金曜)は宇都宮へ出張、土曜日の今日は午後からまた来客。異様に忙しい一週間だった。
しかも今日見えたお客さんはローカルではちょっと名の通った会社の社長さんで、こっちはそれなりに居住まいを正して待っていたのだが、まさか社長が単身自転車をこいで来るとは思わなかった。しかも「息子の自転車」で。
前にも書いたとおり、我が家は袋路に建っており、道路からは見えない。看板も小さいのでよくお客さんから「近くまで来てるんですが」と電話がある。
さらに相手を迷わすのが、同じ苗字の家が少し離れたところにあること。
これがうちよりずっとモダンで、かつ、無味乾燥としたレンガ張りの家なものだから事務所が併設しているように見えるのだろう、今日の社長さんも含め、今まで何人もの人が間違ってそちらに行ってしまった。
そういう時は慌てて外に出てウチまで案内するのだが、あまり気持ちのいいものではない。間違えて行った家より見劣りする家へ案内されるのだから相手も多少幻滅するに違いなく、それを(勝手に)感じ取ってこっちは軽い劣等感を噛み締めなければならない。
もしかしたら相手はそんなこと微塵も考えないかもしれないし、むしろこっちの家でよかったと思っているかもしれないが、僕としてはその同じ苗字の家は「目の上のたんこぶ」である。
しかしたんこぶを消し去ることは出来ない。お客さんも永遠に間違い続けるだろう。そしてその度に僕は「こちらです」と苦笑しながら彼らが二分前に見た豪邸とは違う家へ案内し続けるのだ。
引越しもせず、その家の前に「ここは○○事務所ではありません」と張り紙をせずともその屈辱から開放される方法が一つだけある。
その家の記憶が消し飛ぶくらいの庭を見せることだ。
家の古さはいかんともしがたいが、庭ならなんとでもなる。
「こりゃすごい」と声に出させるくらいの庭にすれば、「分かりにくい上に普通の家ですみません」と恐縮して連れてくる必要もなくなり、堂々と、むしろドヤ顔の勢いで一緒に通路を上がれるというものだ。
実はうちの通路の花を見てうちに依頼することに決めた、というお客さんはいた。話を聞くと、花好きの人なら信用できる、と思ってくれたらしい。経営者としてというより一人のガーデナーとして嬉しかったが、実際にうちの庭に足を踏み入れて何か感想を言ってくれたお客さんはまだいない。うちに来るお客さんは9割が男性だからもしかすると花なんぞ視界にすら入っていない可能性もあるが、そういう人にさえも「おお」と言わせるレベルにしないといけない。
うちの庭は通路も含めてまだまだその域に達していない。まだ1年しか住んでいないんだからしょうがないが、そうこうしているうちに「この家に越してきて3年・・・」なんて記事を書くようになる。その時に庭を見回して、納得いく形になっているかどうか。
幸い読者の方から素晴らしい苗や種を頂いたり、アイデアやヒントをもらったりして庭造りに関して不安はない。足りないのは時間だけ。土曜日に植えようと思っていたヘレボも植えられず無念。明日植えよう。
一方でインテリアもやらないといけない。テーブルの座部、まだ未着手。。やれやれ。
とにかく、未来の自分がタイムマシンでやってきてケツに蹴りを入れたくなるような1年にはしないぞと、改めて思った土曜日の午後。

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2015.02.07 | | 園芸コラム

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yuhei

Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
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