園芸映画劇場「グリーンカード」(91年・米)

ニューヨークに住むブロンティ(アンディ・マクドウェル)は市役所の公園課に勤める園芸愛好家。

市の仕事の傍ら、ボランティア団体「グリーン・ゲリラ」の一員としてスラム街の緑化や庭園作りにいそしむ日々。

ガーデニングを通して子供たちに夢を、心の豊かさを教える。


そんな彼女の目下の夢は、憧れの「温室付きのアパート」を手に入れること。しかし貸主側の条件は「夫婦で入居すること」だった。
独身でウーマンリブで結婚願望の薄いブロンティは偽装結婚によってこの温室&屋上ガーデン付きのアパルトマンを手に入れようとする。
で、弁護士が「結婚相手」として連れてきたのがレストランのウェイターをしているフランス人のジョージ。(ジェラール・ドパルデュー)。偽装結婚とは言え上品で知的な男が理想のブロンティにしたら屈辱的な、ぷー太郎風の低学歴の外国人。
それでも一瞬だけ我慢すればいいと覚悟を決めて、ブロンティは温室付きアパート、ジョージはグリーンカード(外国人永住権)の為に一時的に「夫婦」となる。

その結果、めでたく温室付きアパートをゲット。


やっと手に入れた憧れの部屋。大都会に住みながら自宅で思う存分ガーデニングが出来るシアワセにブロンティの胸は高鳴る。
が、ここからブロンティの日常は狂い始める。
移民管理局が本当に夫婦で生活しているか面接に行くと言い出し、慌ててジョージを探し出し、管理局を欺くための共同生活を開始 ―・・。
ベジタリアンで健康志向で神経質な女が作り上げた「わたしの理想の完璧な部屋」にフランス野郎が転がり込んでくるとどうなるか。。

①物を壊す。

②罪悪感から勝手な行動に走る

ブロンティが大事に育てている苗を「雑草」と断定して撤去。

③説教される


④開き直る

とまあ、こういう映画ですわ。
このジェラール・ドパルデュー、自分を見ているような気がしないでもないが、そういう意味では男がよく描けていると言えば言えるか。
ただ、恋愛映画としての完成度・満足度は微妙。園芸好きなら見て損はないが、ハッピーな「ラブコメ」を期待して観ると不満が残る。とりあえずDVDのジャケット↓から想像する愉快さは希薄。
設定はいいのだが、アンディ・マクドウェル演じるブロンティーのキャラ設定が硬すぎる。ほぼ全てのシーンでイライラ・ピリピリしており、見ていて疲れる。恋によって少しずつほぐれていくのかと思いきや最後までどこか打ち解けない。笑顔が少ない。
あと「グリーンカード取得のための偽装結婚」という社会的なテーマを背景にしているせいか、ところどころにクライマルなムードを醸し出しており、それがこの映画を中途半端なラブコメに落としてしまっている。映像も暗め。
開き直ってもっとコミカルに、もっとポップにやっても良かった。
78点くらい。

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2015.01.28 | | 映画の感想

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Author:yuhei
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