次世代の課題

終わってみれば2議席。
これが次世代の党の実力であり、現実だった。応援していただけに非常に残念だ。18議席から16議席も減らすとは。。。
選挙戦最終日、赤羽駅前で田母神俊雄氏の最終演説を聴いた。
「中国寄りの公明党が自民党に絡み付いて安倍首相の足を引っ張っている!」「外国人留学生のために毎年300億円近い返還不要の奨学金が国民の税金から支払われている。飛行機代も日本政府が負担し、家賃補助までしてあげている。一方、日本人の大学生は田舎から東京に出てきても、一銭も国から援助なんかされない上に、奨学金だって利子つきで返還しなければならないんです。外国の大学では、留学生は本国の学生の何倍もの学費を支払わされるんです。日本だけが外国人にこんな優遇措置をとっているんです」
胸がスカッとする正論。
日本人より外国人を優遇する政治、システムを糾そうという呼びかけに僕も含めて聴衆は「そうだー!」と力強く応じた。最後は「公明党をぶっつぶせー」のシュプレヒコールを挙げて演説会は終了した。
さて帰ろうかと思ったら、30分後に同じ場所で公明党の太田昭宏国土交通大臣が演説をするという情報が。そのままそこに残って今度は学会員に紛れて「敵」の演説を聴いた。
時間が近付くにつれて聴衆が増えていく。駅前の広場はほぼ埋め尽くされ、改札口付近まで人だかりが出来ている。学会員だけでここまでにはならないから、やはり地元住民が足を止めているのだ。
太田氏は何を訴えたか。
東京12区に自分がいかに貢献してきたか、そしてこれから自分はこの土地にどんな貢献をしようと考えているか、どんな夢をこの街に見ているかを熱く語ったのだ。閉鎖された病院を復活させたのは私だ、荒川の堤防を工事したのは私だ、アスリート養成施設を作って東京オリンピックのメダルラッシュを北区赤羽から生み出そうではありませんかっ!
田母神氏への反論も当てこすりもなく、淀みなく、気迫をこめて地域に対してどんな「ご恩返し」が出来るかを訴える。そして最後は「オオタアキヒロお願いします!」「オオタアキヒロお願いします!」と連呼しながら頭を下げ、必死に一票を乞う。

全てが終わった後、「右翼ごっこ」という言葉が頭に浮かんだ。
太田氏の演説と比べると、田母神氏を囲んでのシュプレヒコールなど、傍から見たら政治ではなく、単なる「右翼ごっこ」にしか見えなかったに違いない・・・。

次世代の党の主張は全てとは言わないが概ね正論である。しかし「正論」だけでは選挙は勝てない。投票するのは集まった「ファン」ではなく、その区域に住民票を持つ住民である。太田氏は地域の固有名詞を挙げながら実績を強調し、地域住民の共感と親近感をくすぐった。地元でもなんでもない僕でさえ「岩淵水門」「荒川堤防」と聴くと胸が熱くなった。「ああ、この人に任せておけば大丈夫だろう」と思ってしまった。
田母神氏の口から「北区の為に、皆さんの為に働きます」というフレーズはついぞ聞こえてこなかった。田母神氏に限らず、次世代の党の候補者は「日本のため」「日本人のため」が強かった。地方選ではなく国政選挙なのだからそれでも構わないのだが、しかし投票するのは「日本国民」である以前にやはり「そこに住む人たち」なのだ。次世代はそれを忘れていたような気がする。
理念は崇高であるべきだ。
だが次世代の党の政治家は崇高すぎて一般人のレベルにまで自分を落とすことが出来ず、「こんなヒドイことがまかり通っているんです。知っていますか?」と教える演説になってしまっていた。別に上から目線の口調ではないのだが、方法論として「上から目線」なのだ。これは「知らないことは不幸」⇒「知れば変わる」⇒「覚醒して支持者になる」
という幻想に基づくアピール方法だ。
幻想と書いた。そう、幻想。
普通の有権者が選挙で聴きたいのは「正論」でも「メディアが報道しない反日の実態」でもない。
普段は居丈高にしている政治家が土下座して頭下げて鼻水垂らして言う、
「あなだのシモベにして下ざいまぜぇぇぇぇぇ」
という言葉だ。
小渕優子を見ろ。雪の中辻立ちして頭を下げていた。
裸足で。
老婆たちがそれを見守る。城のお姫様が城下町に降りてきて裸足になって許しを請うている。
一人の老婆が涙を流し言う。「わたし感動しました!あんな一生懸命・・・」
彼女はプロだ。太田氏もプロだ。これが政治なんだ。政治家とはこういうものなのだ。庶民の足にすがりついて泣きながらオマンマをねだれば、公職選挙法に違反した犯罪者だという事実も雪の中に消える。
プライドを捨てなければ有権者の心に届く言葉など出てこない。
個人的にはそういう下卑た精神論的な方法は大嫌いだが、有権者のサディズムを満足させてはじめて「同情」や「哀れみ」を得られるのは事実だ。

次世代の党は素晴らしい政党だが、あまりにも正し過ぎるため、そういう芝居が打てない。「真実を知りさえすれば大衆は変わる」と信じているからだ。
党としての活動を続けるなら、まずその思い込みを捨てなければなるまい。
確かに、明日から全ての新聞・テレビが偏屈な反日思想を捨てて両論併記した真っ当な報道をするようになれば、多少は変わるだろう。しかしそんなことはまずあり得ないのだから、次世代の党の政治家、そして自分も含めた支持者は「知っている人が増えた」「知らない人が多い」とか、そういう尺度で支持率を計るクセを抜く必要があるのではないか。
もちろんネットを通じて「真実」を拡散するのは大事なことだが、その「ネット活動」のマインドのまま現実の選挙も戦って惨敗したのが今回の選挙だった。

ちなみに僕の住んでいるさいたま5区はまたぞろ枝野幸男を当選させるという愚かさ。同じ住民として恥ずかしい。もうあの民主政権時代の悪夢を忘れている。。さいたま5区の住民にそんなに健忘症の人が多いとは知らなかった。
枝野幸男とはメルトダウンしていても「メルトダウンはしていない」と言い張って住民を見殺しにし、天皇陛下でも普段着で訪れた被災地に防護マスクに放射能防護服の完全武装でやってきて不安を煽った最低の男だ。おまけに極左テロ組織「革マル派」から支援を受けて政治をやっているような危険な人。
対抗馬の自民党・牧原ひできはこの「追い風」に加えて、小泉新次郎、谷垣幹事長、安倍総理と応援に来てもらいながら負けた。もう何年も枝野に負け続けている。そして毎回比例で当選する。負けても「テヘッ」てなもんなんだろう。だから成長しない。危機感がない。フリーライダーの典型。
こんな投票し甲斐のない候補はさっさと消えてもらって、次からは「佐藤ゆかり」に来てもらいたい。彼女はどこでも当選するようだから。

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2014.12.15 | | 政治

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