ビッチな園芸~つるばら「オクラホマ」の植栽~

朝、起きたら太陽が出ていた。予報では雨のはずで、だからこそ昨日あんなに頑張って雨の中通路の植栽をしたのだ。「やれやれ、だったら今日植えればよかった」と思いながら二人分のイングリッシュマフィンを作り、洗濯物を干し、掃除機をかける。奥さんは庭でなにやら始めた。地面に穴を掘っている。つるバラを植える気だ。

ひと段落して様子を見に庭に出る。奥さんは頭にタオルを巻き、汗をぬぐいながら穴を掘っている。背中をこちらに向けたまま「あなたの助けなんか要りませんからね」と強がりを言う。朝食後にケンカをしたのでまだ怒っている。
そのとき、急に日差しが弱くなった。
雨雲がやってきた。

ゴロゴロ聞こえてきた。
多分、奥さんがつるバラを植え終わる前に降る。「ひゃー」とか言いながらせっかく小屋から持ってきた腐葉土や油かすを慌てて雨の当たらない場所に移す様が目に浮かぶ。自分が手伝えば5分で終わるから、スコップを取って穴を掘り、腐葉土や油かすを適当にぶちまけ、苗を植え、水鉢を切った。共同作業しているうちになぜケンカしたのかどうでもよくなっていく。いつの間にか奥さんの顔に笑顔が戻った。やはり園芸は心と心をつなぐ。
などというのは安っぽい小説にありがちな安っぽい男のご都合主義である。
僕は本当は怒ったワイフなど放っておいてジムに行こうと思ったのだ。だがザーザー降りの中で後片付けをする羽目になるのが明白だったから見かねて手伝うことにしたのだ。ケンカの原因は100%僕だが基本的に僕は奥さんに謝らない。逆に「俺に謝れ」と申し入れたが断られたのでなんとなくその辺で立ち尽くしていたら奥さんが土を掘り始め、「あなたの助けなんか要りませんからね」と言ったのである。仲直りのきっかけをくれるのは決まって奥さんである。僕は王子様で、僕は卑怯者だ。
そういう状況で植えられたバラが上手く育つかはなはだ不安だ。
ちなみに、左側のポールはテラスの柱である。ここに絡ませて、上に伸ばし、アーチ状にしたいというのが奥さんの希望。

植栽後数分で本降りの雨が降り出した。もう今日は1日ダメだろう。
家に退避する前に奥さんが野菜を収穫した。雨の日は一日でかなり大きくなってしまうから、気付いたときに収穫しておく。

夕飯は僕がバジルのスパゲティを作ることになった。罪滅ぼしではない。作ってみたいから作る。

「バジルのパスタはフィットチーネだよね」ということで、わざわざ駅前のスーパーまで歩いて買いに行った。オリーブオイルも切らしていたし。別にフィットチーネじゃなくてもいいんだけど、どうせなら気合入れて行こうってことで。
歩いているうちに雨は止んだ。雲に透けて夕日が見える。明日は晴れるかな。

うちバジルで作ったバジルのパスタ。
初めて作ったにしては上出来かな。けっこうオリーブオイル使うけど、バジルの葉とニンニクと、あと調味料だけで出来ちゃうんだ。ラクだな。。。
なぜ悪魔のような性格の僕が奥さんに追い出されないか?
胃袋を押さえているからだ。
って、それは女が男にやる作戦だよな。
子供の頃はよく「女の腐ったようなヤツ」と祖父に言われていたから、外見は男でも中身はビッチなんだろう。

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2014.06.29 | | 園芸コラム

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Author:yuhei
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