叱らない親を叱る

『週刊新潮』に、ネットニュース編集者の中川淳一郎という人が書いている「この連載はミスリードです」というタイトルの連載がある。今年から連載が始まった新コーナーなのだが面白いので毎号欠かさず読んでいる。そのコーナーで少し前に、「ブログで書くと炎上するネタ」について分析していた。
なんでも「出産・子育て」について批判的な記事を書いたりツイッターで呟いたりすると子育て中のママさんやら不妊症で悩んでいる人やらからフルボッコにされるという。たとえば、「電車に乗ったら子供が喚いていてウルサイ」とか「ベビーカーで電車乗るなよな」とか書くと「子育てがどんなに大変か知りもしないで!」と猛り狂ったコメントが寄せられたり、中には子供の運動会を見に行ったことを書いただけで「子供を授かれず、不妊治療に毎回50万円かかっている私を傷つけた」といった言いがかりみたいなコメントが来たりするらしい。
そういう人を「モンスター弱者」「繊細馬鹿弱者」というらしい。
バカな親は多い。躾のなっていない子供も沢山いる。
ファミリーレストランに行ってみればバカな親とバカなガキにすぐ会える。
一度、サイゼリアで悪ガキの両親をどやしつけてやったことがある。
僕と奥さんでボックス席に座っていたのだが、背中がドンドン押される。振り向くとガキがシートの上に立ち上がって膝小僧で僕の背もたれを裏からガンガン打っている。何度かにらみつけたり、あからさまに背中で押し返したりしたが効果がない。親は素知らぬ風で、ケータイを覗き込んでいる。ブチ切れた僕は立ち上がってそのバカ家族のテーブルの横に立って店中に聞こえるくらいの大声で言った。
「やめさせろ、親だろ」
ほんの数ヶ月前も子連れの夫婦を注意した。
今度は回転寿司である。
またもボックス席で、今度は奥さんの背後にガキがいる。またシートの上に立っている。母親の背中と背もたれの間に体を挟み込んで、時々、皿が回るレーンに顔を近づけたり指でつつこうとしたりする。奥さんの向かい側に座っている僕にはそのガキの様子が丸見えである。とうとうそのガキは回る寿司に息を吹きかけやがった。
僕は立ち上がり、「おいコラどうにかしろよ。触ってんじゃねえか」
と言った。
なぜ親が注意しないのかわからない。目を離した隙にイタズラをしているのではない。真横で、自分の目の前でやっているのである。手の甲をピシっと叩いて「次やったら二度と連れてこないから!」とキツク言い聞かせれば済む話である。
「いやいや、それで泣き喚いて反抗してさらに客に迷惑をかけることもあるから」という声もあるだろうが、一部の叱れない親のために他の客が見知らぬ子供の手垢と唾液の付いた寿司を食う羽目になるのは納得が行かない。
唯一の救いはその母親が店を出るしな、僕と奥さんの席にやってきて深々と頭を下げて「ご迷惑をおかけしました」と詫びたことである。
それはそれで結構だが、不思議な人だと思った。他人に謝れるのに自分の子を注意できないというのは。。
うちには子供がいない。だから子育ての大変さは分からない。だが想像はつく。別にラクチンだろうなんて思ってない。僕はベビーカーで電車に乗ってくるママさんを見ても別に非常識だとは思わない。ベビーカーで電車に乗るのが非常識なら満員電車に駆け込み乗車してくるメタボオヤジだって非常識である。
物事には許容範囲内と非常識とを分ける「ライン」がある。僕が切れたのは、それが明らかに許容範囲「外」だと思ったからで、それが子連れの親だったからではない。
独身だろうとママさんだろうと老人だろうと非常識な人は非常識である。子供を持つとKYになるのではなく、もともとKYで非常識な人が子供を授かりママ・パパになっているに過ぎない。「あいつはもともとマジメで気配りの出来るヤツだったが、子供が出来てから挨拶もろくに出来ない男になったな」なんてことはありえない。
先日、電車の中で、ぐずるガキをよそ目に「ウソー!」「エエー!」」「ホントニー!」などとけたたましい笑い声をあげて次元の低い噂話に興じているママさんグループがいたが、この女たちも、ママになったから下品で低俗になったのではなく、高校時代から下品で知性がないのである。そういう人は往々にして「無敵」なので、自分がいかに頭が悪そうに見えるか気づくこともない。

そういう人が多くなった、と感じるのは子育て都市・さいたまに住んでいるからか、それとも自分に子供がいないからか。
いずれにせよ、もうファミレスや回転寿司には気軽に行けなくなってしまった。不愉快な思いをすることのほうが多いからだ。
馬鹿を注意するほうも後味悪いのだ。この国はどんどん生きにくくなっている。

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2014.02.02 | | 未分類(日常、随筆)

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