ドラクエ小話

「ドラクエⅩ(10)」が出るらしい・・・。というニュースを、「ファミ通」でも「ジャンプ」でもなく、なぜか「週刊新潮」で知った。というのも、ページをめくっていたらこんな見出しが目に飛び込んできたからだ。
ドラクエⅩ作曲中 「すぎやまこういち」がふかす「禁煙ファシズムけしからん!」

見出しの下には録音機材に囲まれながらタバコ片手にDSのディスプレイに視線を落とすすぎやまこういち氏の写真。記事は、そんなすぎやま氏の意外な一面を明かしていた。同氏は喫煙歴60年の愛煙家で、創作にタバコは欠かせないとか。「煙草=健康被害」という、今では「常識」とされているこの説にも懐疑的で、昨今の喫煙者に対する国の姿勢にも憤っておられる。
氏曰く、「実際、喫煙歴60年の僕自身は健康そのものですし、僕の副流煙を結婚以来45年間も吸い続けている女房もピンピンしてます。<健康増進>という建前で、法律や増税で個人の行動を国家が制限するのは、まさにファシズムです」
同じ喫煙者として全くその通りだと思うが、さすがに60年間も吸い続けたらどうなるか不安である。多分、すぎやま氏は精霊ルビスに守られているのだろう。

ところで肝心の「ドラクエ」だが、なんと今年で発売開始から25周年だとか。そして新作の「Ⅹ」のハードはプレステ3でも
DSでもなく、Wii。「ドラゴンクエスト6~幻の大地~」(スーファミ)以来、久々の任天堂の据え置きハードでのリリースとなる。
「Ⅹ」がいつ発売されるか未定だが、25周年という節目の年ということと、久々の任天堂ハードということで、なんとなく期待してしまう。
Wiiも持っていないくせに。

でもファミコンは持っている。スーファミも家にある。キリッ)なので「1」~「6」まではやった。そのうち「1」~「3」は、子供の頃にファミコン版・スーファミ版両方ともクリアしたし、現に数ヶ月前から、再びファミコンで「3」をやっているところ。一応、人並みにドラクエを語る資格くらいはあると自負している。
プレステ移行後の作品は見たことも触ったこともないが、僕がやった中で一番好きなのは(ご多分に漏れず)「Ⅴ~天空の花嫁~」だ。感性豊かな小学4年か5年のころにプレイしたので、<自分が「伝説の勇者」ではない>というあの予想を裏切る展開と、ビアンカかフローラか選べ!というハーレム的疑似恋愛イベントに良くも悪くも思春期の扉を開かれたという思いもあり、忘れがたい。これはもう世代的なものだろう。

次に好きなのは「6」。ファンの間ではあまり評価が高くないようなのだが、二つの世界を行き来して「本当の自分」(この言葉自体は嫌いだが)を探すという、これまでのシリーズにはなかった哲学的・文学的なアプローチ(児童文学の巨匠・ミヒャエル・エンデが登場するところとか、井戸が時空の結び目になっているところとか)に堀井雄二の新たな側面を見た気がして、面白かった。もっとも、これは大人になってからプレイしたので、子供には劇中の「エンデ爺さん」がミヒャイル・エンデから来ているなんて分かるはずもなく、なんともいえない。実際、リアルタイムで「Ⅴ」にはあれだけ熱狂したのに、3年後に発売されたこの「Ⅵ」には僕は見向きもしなかった。多分、そのころには中学生になっていたから、もうゲームにそれほど興味を持てなくなっていたのだろう。
プレステも欲しいとは思わなかったので「ドラクエ7」にいたってはいつ発売されたのかも知らないし、「8」、「9」なんて出ていることすら知らなかった。というか、ドラクエのモンスターを用いた番外編のようなゲームが氾濫していて、どれが本編でどれが番外編なのかよく分からない。しかも困ったことに、それら番外編のゲームが、ひどい。レンタルビデオ店などで時々販促用のプロモ映像を目にするが、それはもはやドラクエではない。ドラクエのモンスターをポケモンのように使う、バトルゲームである。
さらに凄いのがそのタイトル。DQモンスターズ ジョーカー プロフェッショナル」、「ドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリー」
などなど、オジサンにはとても覚えられそうにない。子供にねだられても間違って買って来そうである。同じ番外編でも「トルネコの不思議なダンジョン」で喜んでいた僕からすると、それらは非常に「亜流」に見える。「スクエアの血がドラクエを穢したのじゃ!」と、NHK大河「武田信玄」の信虎のようなことを言いたくなる。

まあとにかく、今年でドラクエは25周年。昔は目を輝かせながらハラハラドキドキしていた僕も、今では煙草をくゆらせながらコントローラーを握っている。

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2011.07.10 | | 二次元

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