嘘だらけ?の花期

いまさっき事務所から家まで雨の中を合羽も着ないで走ってきた。事務所を出たときは「クソ寒いな!」と思ったが、走っているとだんだん暖まってきて、ずぶ濡れで家に着いたときは妙な爽快感があった。
人間は身体を動かせば暖かくなるからいいが、霜が降りようと雪が積もろうとじっとしていなければならない花たちはさぞ寒かろう。

なんて思うのは大間違い。
ということに最近気付いた。
いや、寒いことは寒いのだろうけど、このくらいの気温のほうがむしろ快適なんじゃないの?と思うことがある。
たとえばサルビア。
サルビアと言えば「夏の花」で、園芸雑誌などでも「サルビアは寒さに弱く晩秋には枯れる」と書かれていたりするのだが、うちのサルビアはまだ咲いている。しかも夏場よりずっと活き活きして見える。ちなみにうちのサルビアは春に花壇に種をまいて育てたもの。今まで気付かずにいたのは、秋になるや市場から苗が消え、植える機会がなかったからだろう。
マリーゴールドもそうだ。春にホームセンター等に行くとマリーゴールドがたくさん置かれているが、マリゴは春の花ではない。むしろ春に植えても大して咲かず、そのまま蒸し暑くなって、カビにやられて立ち枯れたりする。
これはあくまで僕の主観だが、マリゴがもっとも旺盛に花を付けるのは4月でも5月でも10月でもない。家庭で普通に鍋やおでんをつつき始める、11月である。(関東では、だけど)
待ちに待った春、庭を明るくしたいとマリゴに飛びつくのは分かるし、自分もそうだったのだが、上のような経験から僕は今年は春にマリゴを買わなかった。そのかわり種を買って蒔いた。
さらにいうと、ペチュニアなど夏の花なのに夏が一番咲かない。マリゴと同じく平均気温15℃くらいになってバンバン花を付けはじめる。
いつも、ど~ゆ~こっちゃ?と思う。
つまり、雑誌や種の袋に書いてある情報と、現実の花の花期に「ズレ」があるのだ。
ではどうしてこんな「ズレ」が生じたのかと言えば、気候が変わったからだと思う。
日本には過去三度、大きな<ガーデニングブーム>が起こったといわれている。最初は元禄時代。そして戦後の70年代、そしてバブル期~崩壊後にかけての90年代前半~半ば。
要するに、これらの草花が大量に市場に出回った頃(おそらく70年代)と、今の気候が全然違うため、当時流布した<花期>が通用しなくなっているのでは?というのが僕の推測。
特に夏の暑さは今さら言うまでもなく、異常だ。
かつてはサルビアやマリゴも夏場でも元気に咲いていたかもしれないが、2012年では夏と言えば連日35度が当たり前である。つまり、もう同じ日本ではないのだ。

・・・たかがこれだけのことを言うのに長くなってしまったけれど、これからはただ単によく咲けばいいのではなく、暑さに強い苗も求められるだろう。
ていうか、僕が求めるだろう。

↑シュウメイギク。また一輪咲いた。

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2012.12.03 | | 園芸コラム

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