2020-05-10 Sun
近所の公園は首都圏では少しは名の知れたバラの名所である。
しかし今年はバラは咲かない。

例年なら今頃はもうぼちぼち咲き始めて、前かがみになってバラの花をカメラに収めんとする人たちの姿で賑わう。
今年は咲く前に全部切り落とされたようだ。


千葉の佐倉市でも約80万本のチューリップがコロナ感染拡大防止を名目に切られた。
恐らくこのような措置は全国のガーデン、植物園、公園で行われているのだろう。
個人的にはこの程度の規模の公園なら、来園者にはマスクを必ずさせて、ポイントポイントにボランティアのスタッフでも立たせてソーシャルディスタンスを取るよう呼びかけを行わせれば問題ないと思うのだが、管理者が一番恐れているのはコロナではないのだろう。
自粛警察。
どこの誰とも知らない「市民」からのクレーム。
なぜバラが咲いてるんだ?
人が集まるだろうが!
そんなクレーム対応に追われる事態を想定したら、花を切り落とすほうが100倍ラクである。
だからみんなそうする。
大東亜戦争中、どこの家では贅沢をしている、どこの家ではアメリカの音楽をかけていると、頼まれもしないのにあることないこと憲兵に密告する国民がいた。
そんな卑しい人種はあの特殊な時代の産物だと思っていたが、違った。
もともと、日本人とは強いストレスを受けるとそのように他人に対して極端に不寛容で排他的になってしまう民族なのであった。
それが現代ではSNS等を介して連鎖し、自粛警察と呼ばれるまでになった。
集団ヒステリーである。
東日本大震災の頃はもっと冷静だったが、この9年の間に何かが変わったのか、それとも潔癖な民族性から感染症に対しては異様にうろたえるのか・・・
ともかく、「日本人」というものの本質の一端が、コロナによって浮き彫りにされたのは事実である。
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産廃 行政書士 許可
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