2019-11-16 Sat
消費税が10%に上がって1月半経った。当初、品目によって税率が違う軽減税率の導入により、消費者間で混乱が生じると言われていたが、フタを開けてみれば混乱したのはコンビニの「イートイン」と「持ち帰り」の違いくらいで、すんなり10%社会が始まった。
増税と同時に始まったのが経産省が推し進める「キャッシュレス還元事業」である。
現金で支払わずに電子マネーやクレジットカードで買物をすると最大5%が還元されるというものだ。
もっとも、増税開始から9ヶ月間という期間限定である。
現金でないというだけであわよくば増税分以上のお金が還元されるとあって、電子マネーを使ってみようという消費者が急増、比例してPayPayやIDのリーダーを導入するお店もずいぶん増えた。
自分も現在、何種類かの電子マネーアプリをインストールして使っている。
最初は面倒臭がって入れていなかったのだが、奥さんが小銭を1円も使わずに自動販売機からホットコーヒーを取り出した瞬間に自分も「電子マネー野郎」になろうと決意した。
財布からお金を出すことが苦手で、しょっちゅう小銭を落としたり、お釣を計算せずに(いや、してるつもりなのだが)見当はずれの金額を置いて店員に怪訝な顔をされ、膨大な小銭を渡され、財布をパンパンに膨れ上がらせている自分としては、電子マネーは夢の道具に思えた。
お財布ケータイとしての電子マネー自体はずいぶん前から存在していたし、知っていた。
が、個人的に何がどう便利なのかイマイチぴんと来なかったのである。
スマホとクレジットカードとをヒモ付けるのにも抵抗があった。
モバイルSuicaのようなチャ-ジ式の物もあったが、カードのsuicaは持っているため、「そこまでJR推しじゃねえし」みたいな訳の分からない理由で使おうと思わなかった。
それがクソったれの増税が契機となって電子マネーに飛びつくことになろうとは、なんとも皮肉な話である。
個人的にいま、電子マネーで最も「気持ちいい」のが、セルフのガソリンスタンドである。
セルフのガソリンスタンドというのは、存在自体が意味不明である。
なぜなら、人件費を抑えたいからセルフにしているのかと思いきや、店員が4人も5人も暇そうにぷらぷらしている店舗が少なくないからである。
ガソリンを入れる客を店員が見ているという、なんとも馬鹿げた光景が広がっている。
それでフルサービスより10円も20円も安いというのならまだしも、これが大して安くないからいっそう腹立たしい。
店員いるんなら窓拭けや、ガソリン入れろやと言いたくなるのは僕だけではあるまい。
しかもセルフの場合、燃料を入れた後、無駄に長いレシートを持って「つり銭機」まで行かなければならないという面倒臭さが付いてくる。
すぐ目の前にあればいいが、店によっては1台しかなく、遠いうえにどこにあるか分からない・・・散々探した挙句、「ステーションの中のカウンターにお持ち下さい」の貼紙を見つけてブチ切れそうになる。。。
なんてのはザラである。
そんなわけで自分はセルフのSSをこの世から消し去りたいと思っているのだが、電子マネーのお陰でその憎悪が半減・・・いや3分の1くらいまでに和らいだ。
自分でガソリンを入れるのは面倒だが、スマホをかざすだけで決済が済み、「つり銭機」を探す必要もない。おまけにエネオスならTポイントも付く。
段違いにストレスが減った。
コンビニでの買物もほぼすべて電子マネーで行っている。
財布の必要性がどんどん薄れてきた。
財布ももう、小銭は小銭入れに入れて、カードだけ入れる長財布に変えようと思っている。(今は二つ折りの財布を使っている)
ずいぶん前からそうしたかったが、電子マネー時代にもなったし、いい機会である。
秋に財布を買うのは「空き財布」になるから良くないというので、12月になったら買おうかな。
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行政書士 産業廃棄物 許可
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