憲法改正について。

憲法改正についてのNHKの世論調査を見た。
「賛成」が32%、「反対」が30%で、賛成が上回っていた。
施行から69年間、「護憲派」と呼ばれる文化人や法律家、政治家らによってあたかも門外不出の秘宝か何かのように守られ、崇め奉られてきた日本国憲法。
改正の方向でリアルに風が吹き始めたのは、おそらく制定以来始めてのことではなかろうか。

前々から言っているとおり個人的には憲法改正には賛成だし、改正ではなく破棄してゼロベースで創り直すべきだと思っている。
理由は簡単だ。
今の憲法は時代に合っていないからである。
「憲法改正」というとすぐ「9条を変えたいんだろ!」「戦争したいんだろ!」という話になって、結局、反戦平和か翼賛か?という矮小化した、しかもパッショネイトな空しい議論になりがちである。(これは改憲派に対する護憲派のアレルギーによるところが大きい)
戦争なんかしたいわけがない。
いま改憲を叫んでいる人の大半も僕と同じように「反戦平和」なはずである。
安倍首相も、安倍首相を信奉をしている人もみんな、「戦争なんか御免だね」「そんなことよりポケGOしてたい」と思っているだろう。
日本人の多くが、現行憲法の言うとおり、「恒久の平和を念願」している。
しかし習近平やプーチンはどうか知らない。金正恩は多分違うだろう。
にもかかわらず前文で「平和を愛する諸国民公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した
と詠っているのは明らかに「???」だ。
戦争反対でも、ここは違うだろうと。勝手に決意すんなwwww
ついでに言うと日本語としてもおかしい。
「公正と信義信頼して」なんて日本語は変である。気持ち悪い。
「公正と信義信頼して」ならわかるけど。
法律用語は一般人の言語感覚とはかけ離れているところが多々あるが(補修を修補と言ったり、善意・悪意は「知っていた」「知らなかった」という意味で使ったり)・・・でも、国民はギョーカイ人じゃないから「ギロッポン」みたいなノリでヘンテコな日本語を憲法のなかに使うべきではない。仮に国語学的にこの言い回しが「アリ」だとしても、一般人レベルの「てにをは」からは完全に逸脱している(もしくは使われていない)。
細かいようだが、憲法とは国の背骨になる法律であるから、子供から大人まで、誰でも違和感なく、すっと飲み込める「普通の日本語」で書かれるべきだと僕は思う。

また、ほぼ改正出来ない憲法だったから、「プライバシー権」や「知る権利」といった「新しい人権(権利)」の問題が出るたびに規定の明文の「解釈」を広げたり類推適用することで最高裁は大汗かいて時勢の波をかわしてきた。
そんな苦労するくらいなら変えればいいのである。
法律とは時代に合わせて変えていくものなのに、それを「9条守れ」のヒトコトでカビが生えるまま、サビがつくままにさせられているのが日本国憲法の実情だ。
本丸である9条を触られたくないがために、とんでもない城壁をそびえさせて、どんな小さな改修工事も検査も畳の表替えさえ拒んでいるのが「日本国憲法」という城。
その城の城主は本来は国民であるはずだが、この国では一部の大新聞や日弁連とかいう人たちが占領して、ほとんど「私有化」していると言っても過言ではない。
この方たち、普段はリベラルぶっているが、こと憲法となると石原慎太郎も顔負けのド保守に変わる。
触るな、語るな、疑うな!
と言うわけだ。
こういうエセ「リベラリスト」、エセ「人権派」のせいで新しい人権や権利が権利として認められないなんて、まさに本末転倒である。
個人的には、9条なんかどうでもいいから、まずこの馬鹿げた「城壁」をぶっ壊したほうがいいと思っている。
時代を無視して70年、80年、100年、ずーっと崇め奉るなんて馬鹿げている。
家に喩えてもいい。
どんなに老朽化しても雨漏りがして地盤がグラグラになっても絶対にリフォーム禁止(もしくは条件が厳し過ぎてほぼ不可能)の家、と言われても「ありがたい」と思えるだろうか?「ビフォーアフター」に依頼のハガキも出せない家だよ。
しかも自分が建てたのならまだしも、70年前にアメリカ人がやってきて勝手に作っていった家だ。
その家をずっと使うことを余儀なくされているのが僕たち日本人である。
もちろん、僕だって憲法の全部を否定する訳じゃない。
素晴らしい面もたくさんある。
ハッキリ言ってよく出来ている。
でも、だからといって国際情勢がどうかわろうと、中国が東南アジアに覇権を拡大させようとチベットで虐殺を続けようとISが暴れ狂っていようとアフリカで女性の人権が蹂躙されていようと難民が出ようと「何も変えません」「変えられません」では、それこそ「いづれの国も自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって・・・この法則に従うことは・・・各国の責務であると信ずる」という前文の趣旨に反する。
つまり、漫然と憲法を変えずにいること自体が、憲法違反なのである。

戦争が出来る憲法になるかならないか、だけで考えるものではない。

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2016.11.16 | | 時事問題

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