安倍でよかった。

アメリカ大統領選はトランプが勝った。
良かれ悪しかれ彼の当選は世界の流れを大きく変える。
時代錯誤すぎて逆に新鮮ささえ感じる彼のアメリカ(の白人)至上主義と、自国のことは自国でどうにかしろ、アメリカはアメリカの幸福のみを追求する、というモンロー主義的なアティトゥードが今の世界でどこまで通用するのか・・・。
イギリスのEU脱退もそうだったが、世界の国々は徐々に「個人主義化」しつつある。国単位での個人主義である。呑気に「垣根を取り払い、みんなで手をつないで一緒に困難を共有しましょう」という時代は終わりを告げ、「自分の国が第一」という、不干渉の時代に変わりつつある。行き過ぎたグローバリズムの反動だ。
トランプはTPP交渉からの離脱や、日本に対しては在日米軍の撤退、自衛力の強化などを求める発言をしていたが、大統領として公式にそれを求めるかどうかは定かではない。
定かではないが、つくづく、今の日本のリーダーが安倍総理でよかった。と思う。
政治家としての経験はなく、政治的信念やイデオロギーも極めて明快に見えるだけに逆に胡散臭い男を相手に交渉するというのはなかなか技術の要ることである。安倍首相のように暇さえあれば世界中を飛び回って日本の国益のために日々押したり引いたりの折衝をしている人ならとりあえずは安心出来る。
TPPにしても日本としては「白紙撤回」はウェルカムだし(アメリカが抜けるなら日本も抜けると主張すればいい)、日米安保の見直し⇒中国の影響力増大⇒自衛隊の国軍化議論⇒日本国憲法改正・・・という流れが、トランプの当選によって現実味を帯びてきた。
トランプ当選は日本にとって逆風だと言われるが、経済的にはそうでも、日本が「普通の国」になるのには追い風だ。
この流れを「理解している」人が首相でなければ、トランプの札を自国のために活かすことは出来ない。ドナルド・トランプという劇薬を投入した世界がどう変化していくのか想像もつかない、なんて言っている首相ではその札は「ジョーカー」にしかならない。買いかぶりでもなんでもなく、少なくとも安倍首相はそんな低次元の政治家でないことは確かだ。
それに、アメリカ、イギリスが政治的に不安定になれば、世界での日本の役割が相対的に増し、日本の常任理事国入りも夢ではなくなる。政治的にも経済的にも比較的安定している日本がキャスティングボードを握るようになるかもしれない。
トランプ大統領誕生によってロシアや北朝鮮がどう反応するかいまいち読めないが、だからこそ安倍首相で良かった。
この世紀のアメリカン・(バッド?)・ドリームを実現させた予測不可能な大統領と渡り合うには、冷徹な判断が出来る、外交能力に長けた首相でなければならない。

人間・トランプを理解しようなどと思わず、彼の起こす「嵐」をどう利用するか―・・・。
そこが肝だと僕は思う。

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2016.11.09 | | 政治

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