ロスト・イン・スーパーマーケット

公園の木々が遠目にも色付いているのがわかって、坂道の途中の信号が、青になっても気付かずにいた。
エキナカのスーパーで秋刀魚を買った。

カートを押しているうちに僕の足は床を離れる。
ふわっと浮いてそのまま漂う。
暮らしを支える宇宙ステーション。
通路を泳ぎ、手を伸ばす。何も考えないでも、何が必要か知ってる。
グミグミ炭酸エリンギスジャータ。
なっとう牛乳明太子。

でもレジに並ぶころには
僕は
冷めたコロッケみたいに
すでに曖昧。
何を買ったか
興味もない。
袋に詰めるのももどかしく、
颯爽と引力の町へ
飛び出ようとする。
袋をざんざん言わせて、坂をのぼる。
角を曲がる。
DSC_0540la (31)
本当は袋には何も入っていやしないのだ。
習慣化された消費に意味なんてないのだ。

・・・なんてしたり顔で言ってみたいけど。
そういう人の生活はきっと
味気ないものだろう。

スーパーの外は重い。
この重力。
両指に食い込む重力。
一度に牛乳とダイコンとサラダ油買った日。
生活。
二人暮らしなのに重っ!
買い過ぎ!
でもいい。
僕たちはムダに食う。ムダに使う。ムダに買う。
寂しいから。

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2016.10.26 | | 未分類(日常、随筆)

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