秋に見る花は

春より秋のほうが花が凛として見える。

いい意味で、どこか澄ました感じがする。
春のような、そわそわした感じがない。
静かである。

小さな駅の待合室のように、静かである。
そこに無言で並んで、生きられる限り生きる。
伸ばせるだけ、伸ばす。
咲かせるだけ、咲かす。
付けるだけ、実をつける。
生命というほど重くなく、生物というにはおとなし過ぎる彼らの
意思。
時に人を仰天させ、歓喜させ、呆れさせもする
輝ける意思。
沈黙の意思。
風に揺れる横顔は、冬が来るのを悟っている。

パープルファウンテングラス。

5時にはもう薄暗い。いつの間にか10月だ。

花は花だから咲いているのであり、そこに大した意味などないかもしれないが、それを見て人が何を感じるかは自由である。
花は語らないし、求めない。怒らず、泣かず、笑うこともない。
語るのも求めるのも怒るのも泣くのも笑うのも、僕の頭の中にある花である。僕が目で見て頭の中で作る花である。
相手が無言だからこそ得られる想像の自由。表現の無限。余地。余白。
花の魅力はそんなところにもあるに違いない。

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2016.10.04 | | トラックバック(0) | ガーデニング

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築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
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