金木犀のうた

ベランダで洗濯物を干していたら、鼻の先を甘い香りが掠めていった。洗剤の香りとは明らかに違う、もっと深みのある、有機的なにおいである。
落とした靴下を拾おうと身を屈めて、気付いた。
金木犀が咲いていた。

暴れまくるキウイに絡まれながら。。

金木犀のにおいは人を記憶のぬかるみに誘い出す。
本人も覚えていない、どこかの家の壁の色やカーペットのシミや、夕闇の団地や公園、シーソー、長い影の帰り道、初恋の戯れや最初の先生、最初の友達、最初に覚えた歌、よく履いた靴下、幸福な団欒のひととき・・・・
記憶の襞を刺激して、僕をたたずませる。
感傷の小舟が流れてきて、霧の中へ僕を運ぼうとする。
オレンジ色の霧の中へ。
追憶とは喪失を確認する旅である。
キラキラした宝箱を開けると、一粒の哀しさが見つかるだろう。
今の自分、今の自分の生活、今の自分になる為に費やし、捧げたもの・こと、過ごした時間。
壊したもの、喪ったもの。
壁を手で撫でながら歩く。
裸足で 歩く。
金木犀の木の下で目覚める。

・・・・⊹・・・⊞・・・:・・・*・・・・⊞・・・☥:::・・・

通路では何やら見慣れない青い花が。

素敵な花だ。

「あなたが植えたんでしょ」と奥さん。
「え」
「宿根サルビアじゃない?」
調べたら宿根サルビアのアズレアという花だった。
「また記憶喪失ガーデナー」
とイヤミを言われても抗弁できない。こんなカワイイ花を植えておきながら忘れるとは。。。それどころか俺、このまえ草むしりした時ちょっと刈っちゃってたかも・・・・(-_-;)。

午後からまた雨。

夕方には止んだけど。
9月に入ってから丸一日快晴だった日ってあったっけ??
どうなってんの。
明日は朝から東京で顧客とミーティング。早寝早起きしなきゃ。

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2016.09.28 | | ガーデニング

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