旅の手記

暑いに違いないと覚悟してきたのに、九州は関東よりずっと涼しく、過ごしやすかった。単純に南だから暑いというのはどうも違うらしい。
九州でも北部のほうでは雪も降る。
ある寺のパンフレットに雪景色の日本庭園が映っていた。どこか嬉しそうに、わざわざ載せているような感があって、それが微笑ましかった。
2日目に泊まったホテルは熊本と大分の県境にあった。強く揺れたらしく、ホテルまでの道が寸断されていて、棚田の狭間の細い農道を、民家の鼻先をかすめるようにして走った。
花がよく咲いていた。軒先にそれは見事なサンパチェンスを2株も飾っている農家があるかと思えば、畑の片隅に真っ赤なカンナを燃え立たせていたり。夕日がそれらを照らし、眼下の水田がきらきらと瞬く。時間が止まる。
見惚れて、おっととハンドルを握り直した。
その世界の中で、動いているのは自分と車だけだった。
ホテルに着いた。3つある浴場のうち一つが地震で潰されて、復旧工事中だった。
面白いホテルで、館内に県境があり、エレベーターを降りて右へ行くと熊本館、左へ行くと大分館という具合であった。
その翌朝、鍋ヶ滝という滝へ行った。

幅広で、威風堂々とした滝だ。水も清い。

滝の裏側にも入れる。

水しぶきすごい。天然のクール・アトラクション。

そのまま阿蘇へ。

阿蘇へ来るのは2度目。

このあと昨日紹介した熊本の園芸店へ行ったのだった。

伊万里市・大川内山。

17世紀、肥前国(有田や伊万里)はかつて鍋島藩の支配下にあり、現在伊万里焼きの里として観光地になっているここ(大川内山)に藩直営の窯(藩窯)があったそうな。一切の妥協を許さずに製作された精巧な磁器は、将軍家や諸大名への贈呈品として用いられ、一般の市場には出回らなかった。
伊万里焼は高級なイメージがあるが、そもそも庶民が使うものではなかったのである。

もう日が暮れかかっていたので人もまばらで、博物館の類も終わっていた。

古い、石造りの街並みをブラブラ歩いた。
焼き物の街には独特の情緒と雰囲気がある。

ここに居を構える職人の個性とセンスがアトリエの垣根を越えてにじみ出ている。

にじみ出て自生している。

こんな多肉の使い方知らない知らない。出来ることならうちもブロック塀、多肉で隠したいわ。

半分仕事、半分旅人。
平日だったせいかどこも程よい人の数で、ストレスフリーで満喫できた。

遊ぶために働く。働きながら遊ぶ。
食べて歩いて見て識って。
人生を観光する。
人生をドライブする。
そんな感じで。

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2016.08.09 | | トラックバック(0) | 未分類(日常、随筆)

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