僕がTPPに反対する理由

今週末のAPECで野田首相がTPP交渉参加を表明するか注目されているが、これに対して世論は真っ二つに割れている。共同通信の世論調査では賛成が38%、反対が36%と拮抗した。一方、毎日新聞の調査では賛成34%、反対25%だったが、それ以上に「分からない」が39%。また、どの世論調査でも8割~9割の人が「政府の説明は不十分」と答えている。

僕自身に関して言うと、TPP参加は反対である。
理由は簡単だ。TPP参加は先の見えない「バクチ」であり、しかもその賭けのテーブルに着くのがギャンブルの才能のない人たちだからである。

そもそも、民主党はマニフェストでもまったくTPP
に言及せず、(少なくとも一般の国民にとっては)昨年10月の管直人首相の所信表明演説で初めて知らされた方針である。青天の霹靂とはこのことで、当の民主党としても、どのように交渉を進めるか、何の準備もできていなかった。その矢先に震災が起こり、一時TPP議論は流れたかに思えたが、ここにきて浮上。そして気付いたらもう「参加するかしないか」の瀬戸際に来ている。ニュースでは「より活発な国民的議論が必要」と言うが、試合開始五分前に作戦会議もへったくれもない。

民主主義とは手続きを抜きにしてはありえないはずだが、民主党の辞書に「手続き」「作戦」という言葉はない。上にも書いたとおり、いつもバクチ、つまり賭けである。
「県外移設」もバクチ、「高速無料化」もバクチ、「子供手当」もバクチだった。あのマニフェスト自体が「実現不可能なことへの挑戦」という一種の賭けだった。山を張って当たれば愉快だが、このギャンブラー集団、まったくギャンブルの才能がない。おまけに金もない。金は作ると言ったが作れない。2010年の公債依存度は48.0%である。09年からたった一年で10.4%も上昇している。(この年、昭和21年以来初めて公債が税収を上回った)
「無駄をなくす」どころか無駄を増やしている。もしこれが家庭の主婦だったら、主婦失格である。パチンコしたさに収入以上の借金をしているようなものだからである。しかも負けて帰ってくる。
沖縄を失意のどん底に陥れ、竹島・北方領土を外国に明け渡し、東北を蹂躙しただけではまだ足りず、今度は
TPPという名のポーカーテーブルに着いて、日本という国の「未来」をチップに、コールしようとしている。


ゲームをするのは勝手だが、国民から借りた金で夢を追うのはやめてもらいたい。どうしても賭けに出たいと言うのなら、債権者たる国民に信を問え。
小泉首相は生を受けたときに「オギャー」と言わずに「郵政!!」と叫んで生まれてきたんじゃないかというくらい、一貫して「郵政民営化」を唱えつづけていた。そして05年の衆院選挙で国民に信を問い、圧勝し、国民の合意を得た。そして賭けに出た。民主党も圧勝して政権を奪取したが、有言不実行のまま今に至っている。
TPPに関して言えば国民の合意すら得ていない。

どうしてもTPPに参加したいのなら、解散してからにしろ。


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2011.11.09 | | 政治

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