「疑う」ことの大切さ

東京23区に住む女性が、自分の子供を保育園に入園させられなかった憤りを「日本死ね」という言葉を使ってブログ上でぶちまけ、それが何故かメディアで紹介され国会でも取り上げられ、いつの間にか共感する人によるデモまで行われるようになった。
これがその文章の1部である。

よほど悔しかったのか、ヤンキー口調の男言葉で書かれている。
報道を信じるなら、これを読んで、多くの人が共感し、賛同の輪が広がったそうである。
僕のブログもこういう口調で書いていればもっと人気が出たに違いない。

ところで「羽鳥慎一モーニングショー」ではスタジオを挙げてこの女性の「悲鳴」を好意的・同情的に取り上げた。
民主党の女性議員が国会でこの問題を首相に向けて質問した際に「誰が書いたんだ」などと野次を飛ばしたカドで自民党・平沢勝栄議員を「ヤジをして何の意味があるんですか」などと詰問攻めにし、謝罪させた。
それでも平沢氏が「これ、本当に女性が書いた文章なんですかね」と疑問を呈すと、コメンテーターの高木美保は「それ関係ない。女性とか男性とか、関係ない」と語気を強めて反論した。

それにしても、テレ朝のこの時間帯のワイドショーが政治家のヤジをここまで徹底的に追求する番組だとは知らなかった。ハッキリ言って民主党の議員だってかなりエゲツないヤジを飛ばしているが、「スーパーモーニング」時代を含めて、テレ朝の同じ時間帯のワイドショーが民主党の議員に「なぜヤジをしたんですか?」「ヤジをして何の意味があるんですか?」「○○○って、言いましたよね?」などとネチネチ詰め寄るシーンなど観たことがない。
自分にとって都合のいい事柄は大々的に取り上げ、都合の悪い問題や「お仲間」に矛先が向きそうな場合は下を向く。
まったく、ご立派な人たちだ。
上のブログ記事を書いたとされる女性は特定されているようで、本人がマスコミの取材に答えたりしているから、記事そのものは「本当の声」だったのだろう。
が、手を変え品を変え世論を特定の方向へ導こうとするのがサヨクの常套手段である。
ギャル風の娘に「戦争したくなくて震える」と叫ばせたり、
小学4年生になりすまして「どうして解散するんですか?」なるサイトを立ち上げてみたり・・・。
少し前、都内の図書館の「アンネの日記」を繰り返し破って逮捕された男がいたが、それも「レイシズム(差別主義)の広がり」を印象付けるためサヨクが自作自演したのではないか?という見方もある。(マスコミが犯人についてほとんど何も報道しないことも要因のひとつ)

僕は平沢議員の「特定できない個人の書いたものを国会で採用するのはNG」という指摘はしごくもっともだと思う。
それを「誰が書いたとかカンケーない」などというのは論理的思考の放棄以外の何物でもなく、こういう情念だけの共感・妄信を公共の電波で発信すことのほうこそ問題であり危険だと思う。
イジメや差別や戦争は、そうやって起こる。
「○○とか、カンケーない」
集団破壊兵器とか、カンケーない。
フセインが女性の社会進出に寛容だったとか、カンケーない。
放射線量が低いとか高いとか、カンケーない。
だって、○○じゃない、○○なんだもん。
こういうのを思考停止という。
国民全体がこの状態になると、独裁国家誕生まであと一歩である。
だから僕は学校教育の現場で、ぜひ「疑う」ことを教えるべきだと思う。
疑う、というか、他者を分析する習慣。
嘘をついている人を当てるのではない。真犯人を探すのでもない。
なぜこの人はこういうことを言うんだろう?何のためにこういう発言をするんだろう?こういう行動を取るんだろう?
何かを発信する人には必ず立場や利害関係、動機、目的がある。
どんな美談でも、どんな同情を誘う悲鳴でも、鵜呑みにしないで、まずは斜めから見てみる。
真実も嘘もごっちゃになった世界で、出来るだけ自分が傷つかずに済むように。

クリックしてもらえると励みになります☆
banner (47)

出来たらこっちもお願いします・・・。
にほんブログ村 花ブログ ガーデニングへ
にほんブログ村

関連記事

2016.03.10 | | 時事問題

«  | ホーム |  »

プロフィール

yuhei

Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
「一般教養としてのロック史」管理人。興味のある方は覗いてみてください。ネットショップも地味に
コメ欄クローズ中ですので、現在お声はメールでお願いしております。
⇒ mail@brightside82.com

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム