雨の日には雨の話を。

今日は雨。それに寒い。せっかく前向きな小春気分に浸っていたのに、また冬に戻ってしまった。残念。

今週に入って、不思議と電話が全く鳴らない。パタリと止んだ。

この数ヶ月が異常な忙しさだったのでそれはそれでイイんだけど、多数の顧客が一斉にウチに用事がなくなるという現象。不思議である。「見えざる手」がウチに繋がっている水道の蛇口だけをキュッと締めてしまったかのように。

お陰で雨の音がよく聞こえる。
雨の日はイヤなのに雨の音は好きである。
矛盾している。
もっと言うと、雨の日はイヤだけど、雨の日を見るのは好きだったりする。
6月に生まれたからかもしれない。
アジサイとカタツムリの絵が描かれた月がある、ということだけが、幼い僕にとってはカレンダーをめくる唯一の意義であった。
もっとも、実生活の上では傘を指すのも面倒だし、せっかくセットした髪の毛も、外に出た瞬間に爆発するから雨は嫌いである。呪いたくなることさえある。
しかし雨の音は不思議と僕を安堵させる。
夜、部屋で独りこんなものを書いていたりするとき、窓の外からポツポツ音がすると、まるで降り出した雨に慰められでもしたみたいに、自分も頑張ろ、と思う。気分が上向く。
雨に濡れた景色も好きだ。雨粒の光る電車の窓越しに、流されるまま都会の横顔を目で追っていると、いつしか優しい憂鬱に包まれた追憶のフィルムが勝手に回りだして、数分後、駅名を聞いて慌てて立ち上がる。
傘を忘れる。

雨には傘を忘れさせる力があるのだ。
というより、傘さえ忘れてしまうような、違う何かを考えさせたり、思い出させたりする効果が雨にはある。

まだ雨は止まない。
この雨が止んだら、また電話が鳴り始めるだろうか。

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2016.03.09 | | 未分類(日常、随筆)

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