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yuhei

Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。

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ふるさと、好きですか。
最近気付いたのだが、さいたまでは雲の陰を見ない。
千葉にいた頃はよく流れる雲の陰が地面を走るのを見た。雲が太陽の前を通り過ぎるたびにふっと暗くなったり明るくなったりして、雲の陰が作る模様が自分の腕や伸ばした足の上を走っていくのを見るのは子供心におかしかった。
海が近くにないと見られないのだろうか。


夏はノスタルジーの季節である。
自分も年をとるにつれて房総半島に郷愁を感じるようになってきた。
交通の便を考えたら房総など人の住む場所ではない、と地元の人間が言うくらい不便な県だが、そのトホホな半島が僕の故郷なんだからしょうがない。
ただしそれも外環自動車道が市川まで連絡し、圏央道が全区間開通したらかなり改善されるだろう。埼玉から千葉へ、千葉から埼玉へ、近いようで恐ろしく遠かった二点間の距離が一気に縮むはずだ。

ところで埼玉の人は千葉が好きである。

埼玉の人に「千葉出身です」と言うと大抵羨ましがられる。社交辞令かもしれないが、これがそうでもないようで。
というのも、2016年にブランド総合研究所という機関が行った調査によると、埼玉県民の郷土愛は全国最低、郷土自慢も下から3番目なのだ。
千葉県民も低いが、埼玉ほどではない。

つまり日本で一番「地元を愛せない人たち」が埼玉人というわけだ。
しかし千葉で生まれ育ち、19歳から今まで埼玉で暮らしてきた僕から言わせてもらえば、埼玉の「自虐」と千葉の「自虐」は質が違う。
埼玉人が自分の県を悪く言うのは単に観光資源に乏しいからである。
埼玉は鉄道も高速の乗り場も道路も千葉よりずっと整備されており、本音では「住みやすい」「暮らしやすい」と思っている人が多いはずだ。だからこの埼玉の「自虐」は一種の「ブラックジョーク」と捉えたほうが現実に近いだろう。ケラケラ笑いながら「なんにもないわー!」と軽く言えてしまう、そしてこういったランキングで最下位であることにさえ喜びを感じられてしまうのが埼玉人なのだ。要するになんだかんだ言って満たされているのである。
それに比べて千葉はと言うと、もうちょっと切実である。
大体、千葉人の場合「自虐」とは言わない。そんな軽いものではない。「郷土HATE」とでも言うべき、もっと怨念めいた感じのものである。
まあ、このランキングを見る限り茨城県民も千葉や埼玉に負けず劣らず地元嫌いのようだが。。

「ふるさと」を誇りに思える人、思えない人。
地元の駅名を見るだけで虫唾が走る人、追憶に胸がときめく人・・・。
人によって故郷への思いは異なるだろうが、故郷は自分の肌と同じで、あとから交換したり抹消したりできない。だからこそ絶望的であり、同時に愛情も持ちえるのである。
僕は自分の育った街を誇らしく思えたことなどただの一度もなかったが、今では愛しく思える。
電車も1時間に一本しかなく、駅は無人で、近隣出身の偉人と言えばプリティ長嶋くらいしか思い当たらない土地だったが、今ではそんな土地が帰省するたびに変わって行くのを寂しく思う。10代の頃はずっと故郷を否定していたクセに、故郷の側がどんどん変容していくと、自分の一部まで失われるような気がして面白くないのである。
悲しいかな僕には「お盆休み」というものはないのだが、これから帰省する人たちは故郷に何を見、感じるのだろう。
新幹線の走り去る駅のプラットホームを眺めながらそんなことを考えた。

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未分類(日常、随筆) | 22:53:23 | トラックバック(0)
忘れてクロール。
どこかへ行ってしまった過去の日。
DSC_0493plssju (1)
誰と会ったか、何をしたのか、どこに行き、何を食べたのか。晴れていたのか雨だったか。
自分が思い出せない日
そんな日が沢山ある。

さび付いたパーツ。
箱詰めのガラクタ。

生きるということは
忘れる、ということでもある。
DSC_0493plssju (11)
本を読む。
忘れたままもう一度読む。
途中で既に読んでいたことに気付く。
でも覚えているのは「読んだ」ということだけ。
一度観たはずの映画をもう一度観て 初めて観た気がしたり。

まだそんな年齢(とし)でもないのに
いろんなことを忘れる。
いや若いからこそ
惜しげもなく忘れられるのだろう。
この先にまだまだ
記憶すべきことがあると信じられるからだ。
DSC_0493plssju (3)
ならば若さとは、忘れることを恐れないことだ。
忘れてもなおへっちゃらな顔をしていることだ。

人生はガラクタだらけ。
ゴミ箱満杯、1テラじゃ足りない。
俺はその中でクロールする。
覚えては忘れ、忘れては思い出す。
そのうちコインがピコーンと見つかるのさ。

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未分類(日常、随筆) | 23:31:05 | トラックバック(0)
さりげない夏の花たち
最近放置気味の日陰の庭に・・・

むくげが咲いた。

もともと植わっていたのだけど、なぜここに?と思うほどほとんど誰の目にも触れない場所で咲いている。うちの敷地の中でもっとも東側に位置しているので朝日はよく当たるようだが。
それにしても、花の形がハイビスカスに似てるな。。
これまでまったく眼中になかったけど、改めて見るといい花だ。夏らしくて。うちはサルスベリも白なので、お互い、近くで咲いてくれたらもっと映えたろう。(サルスベリは門扉脇にあるので正反対の場所)

ポタジェ前の花壇。

ブルーサルビアとクロッサンドラの季節。
クロッサンドラはいかにも「夏!」なイメージだけど、なにげに花期が長く、冬間近まで咲いてくれる頼れるヤツ。オススメです。(冬越しはしない)

通路のミソハギ。

こんなに咲いてくれるなら来年からアンゲロニア買わないでミソハギ植えようかな。。。(見た目そっくりだし) 
アンゲロニア、何株も仕込んで置いたのに全然存在感ないわ。どこ行ったー??

矮性だったしなー。

やっと週末。
もう何日も前から脳みそは休んでまちた。m(__)m

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ガーデニング | 23:53:40 | トラックバック(0)
ヤブ仮説
ウッドデッキから内庭の花壇を眺める。

でも薮蚊に刺されるので3秒で退散。
シャッターを切るとき以外常に動いていないといけない。
これは僕のオリジナル学説だが、ヤブ蚊という生物は非常に賢くて、人間がいまどういう状態か認識できると思う。というのも、僕だけかもしれないが、両手がふさがっている時に必ずと言っていいほどヤブ蚊に襲われるのである。立っていようと座っていようと同じだ。とにかく両手を自由に出来ないとき、ヤツラは襲い掛かってくる。
たとえば蚊取り線香に火をつけているとき。
寄せ植えで、苗をぐっぐっと押さえつけているとき。
麻紐をハサミで切っているとき。
その麻紐を結んでいる時。
靴紐を結んでいる時。
そしてもちろんカメラを構えている時も。。
なぜ蚊に僕が両手が使えないことが分かるのか?
蚊は体温の低い人には近づかないと言う。
だから世のなかには生まれてから一度も蚊に刺されたことがないという人もいる。
どういう器官で蚊が人間の体温を察知するのか知らないが、個人的には「プレデター」のサーモグラフィー機能みたいなレンズが付いていると夢想している。そしてそのサーモグラフィ機能でもって、獲物(僕)がいまどういう状態かを認識しているのではなかろうか。
両手がふさがっている時というのは大抵、何かに集中している時である。時にはうまく行かずイライラもする。そういうとき、蚊のサーモグラフィに僕がどういう風に映っているか・・・。きっと真っ赤になっているに違いない。
蚊は「何をしてるか知んねーけどコイツいま何かにすっげー気とられてんな」と、飛んでくる訳だ。
ガーデニングをしながらそんな下らないことを考えたりしている。

この前の日曜日に奥さんが撒いた小松菜が発芽した。

ニンジンも撒いたけど、そっちはまだ。

点線部分には二度目のインゲン。追いまき組。

発芽してた。

インゲンほど簡単な野菜もない。
発芽率も高いし、手間いらずでしかも収穫までも早い。気付くともう出来ている。
多分、その辺の空き地の土をスコップでほぐして即効性の化成肥料を一掴み入れて種を撒いたって、少しは収穫できるんじゃなかろうか。そのくらいラクチン。

通路の黒いペチュニア。

最近、花を咲かせる楽しさに目覚めたようで、よく咲いている。

遅れて咲いたグラジオラス。

同じタイミングで咲かずに時間差で咲いてくれるとなんか嬉しい。
遅れて届いたプレゼントみたいで。

関東甲信もやっと梅雨明けした。
これから本格的に暑くなるのかな。熱中症に注意して、サマーガーデニング頑張りま・・・・
いや、頑張らないほうがいっか。σ(^_^;)... (マジ身の危険感じる日とかあるし)

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園芸コラム | 23:46:50 | トラックバック(0)
憎しみを生むもの
かたや、明らかに自分より弱い者をナイフで殺しまくる男がいるかと思えば、かたや、いい年をした大人たちのポケモン狂想曲である。
「狂っている」という点で、どっちの関連ニュースも見ていると暗澹たる気持ちになる。
凶悪犯罪が起こるたびにネットでは「犯人は在日か」という憶測が飛び交う。
こういう風潮に「なんでも在日のせいにするな」「それ知ってどうなるの」と眉をしかめる人もいるが、僕は(それを知りたいと思うのは)当然だと思っている。
なぜなら、それが在日外国人によるものなのか、日本人によるものなのかで、受ける印象も事件そのものの意味も、全然違ってくるからである。
犯罪と言うのは犯人の属する<社会>と密接に関係している。
彼がどういう社会や共同体に属し、どう育ってきたのか、どういう人間と交際してきたのか・・・それを明らかにすることで犯行までの道筋が見えてくるのである。捜査には直接関係ないかもしれないが、僕たち国民がその事件を本当の意味で<知る>ために必要な要素である。
それを、日本のマスコミは「通名報道」という形で秘匿し続けてきた。
在日外国人には「通称」といって日本人名を使うことが許されているが、犯人が在日外国人の場合、日本の新聞・テレビ各社はあえて「通称」のまま犯人の氏名を報道してきたし、今もしている。
その情報をつまびらかにすると差別を助長しかねないという配慮なのか、それとも別の「大人の事情」があるのか知らないが、本当は外国人の犯罪なのに全部日本人がやっているみたいに信じ込まされる僕たちの身にもなって欲しい。
僕は酒鬼薔薇聖斗と同世代である。
あの事件の日のことは今でも覚えている。14歳の子供の犯行だと分かった時の衝撃・・・。日本中が慄然として、学校の空気までピンと張り詰めた感じがした。彼のお陰で一時期僕らは「何をするか分からない世代」「キレる世代」みたいなレッテルを貼られた。
僕は彼を自分と同じごく普通の日本人の少年だと信じていた。
そうではない少年もいるのだ、という事実を学校や親が教えてくれなかったので、「在日」とか「帰化人」という言葉を覚えたのも18歳くらいである。
ましてや有名な凶悪事件の犯人の多くが「日本人ではなかった」と知ったのはもっと後のことだ。
それを知ったとき、僕はとてもやるせないキモチになったのと同時に、腹が立った。
この年になるまで・・・(大学で犯罪社会学の授業まで受けていたというのに!)誰も教えてくれなかったことに、そしてマスコミに腹が立った。
いま、ネットで植松容疑者の素性を調べている人の中には、もしかしたら僕と似たような経緯をたどってきた人がいるかもしれない。
確かに何かあるたびに「ザイニチ?」と条件反射のようにキョロキョロするのはみっともいいものではないし、在日の人に失礼である。
しかしそうさせるように仕向けたのは他でもないマスコミなのである。学校であり親であり社会全体なのである。
彼らの友愛精神だか罪悪感だかによって、僕らは必要以上に日本が犯罪大国になったと思い込まされ、日本人が凶悪化したと思い込まされてきたのである。

ワイドショーではそれこそ牛のよだれのようにダラダラと時間をかけて容疑者の過去や生活を暴き立てているが、実は重要なことは何も伝えていないのである。視聴者国民が一番知らなければならないことは省いて、外郭だけを腫れ物に触るように報道するから見ていても何も残らないのである。
そんな報道に飽き足らず、インターネットでより多くの情報を得ようとする人たちを僕は非難できない。たとえそれが犯人の国籍や宗教や所属する団体を調べることであってもだ。興味本位で調べる輩も無数にいるだろうが、それは犯罪を犯した人間が受けるべき社会的制裁と言うもので、仕方のないことである。犯人はそんな物とは比べ物にならないくらいの悲しみを他者に与えているのだから文句は言えまい。

民主党が何であんな反日政策ばかり採るのか?⇒「日本人じゃないから」
こう考えるとすごくガテンがいってスッキリするのと同じで、耳を疑いたくなるような凶悪犯罪が起きた時、在日のせいにすると気持ちが楽になる。すごくスッキリする。
それは、その憶測が<日本人がそんなことするはずがない>という信じたい気持ちを成就させてくれるからである。
それはラクに出せる必殺技みたいなもので、一回覚えたら何でもそれでクリアしようと思ってしまう。
だから、自分の望む結論に導いてくれそうな素材ばかり集めて、安易に「またザイニチでした☆」みたいな結論を垂れ流す人もいれば、気に入らないことは全部ザイニチで片付けようとする人もたくさん出てくる。
究極的には自分自身がそれらの情報をどう租借し、どう飲み込み、どう表に出すか(出さないのか)の問題だと思うが、一つだけ確かなのは、この国のメディアは、加害者が在日外国人であった場合、被害にあった日本人より先に、通名報道により加害者の「権利保護」を優先させているということだ。
おかしい。
この「おかしい」をメディアがいつまでも放置していると、「おかしい」から「許せない」になり、憎しみに変わる。
歪んだ正義が跋扈しはじめる前に、マスコミは通名報道をやめるべきだ。

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時事問題 | 23:58:38 | トラックバック(0)
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