空にいます。

いつも贔屓にして頂いているクライアントさんの招待で、新橋にある超・高層階レストランのビュッフェ・ランチに行ってきた。

地上42階。

高所恐怖症の人は喉に物が通らないかも知れない。

僕は世間知らずの田舎者なのでこういうお店は全く知らない。知りたい、見つけたいとは思っても実際どうしたらいいか分からないし、目星をつけたところでちり紙のように薄くて軽い財布の身では下見に行く勇気も出ない。やっぱり人に連れて来てもらう、というのが一番ラクだし確実である。
このお店はこんな破格な景色を有しているにも関わらず価格はせいぜい地上4階くらいの低さで、当然のように満席だった。
9割がた女性の客。
女というのは年配になればなるほど化けの皮は透け始め、尻尾は隠せなくなるようで、さもじれったそうに人が料理を盛り終わるのを隣でじっと見てたり、こちらがトングを置くなりスゴイ速さで引っつかんで料理をしゃくったり。。。サツマイモしか食うものがなかった時代の記憶が甦るのか、なくなりゃしないのに卑しい食い意地オーラ全開のオールドガールズを見てたら同じ皿を持ってこんな所に立っている自分まで小さく感じた。。。
ビュッフェとは人間の品性が如実に表れる場所である。

料理は美味しかったケドちょっと種類が少なかった。でもデザートコーナーもあり、コーヒーも飲み放題で満足だった。あの景色を眺めながら座っていられるだけでも価値があるのにビュッフェ込みで○千円台なんてありえない。。また来よう。。。

ビュッフェのあと、クライアントさんに、同じビルの下の「ある場所」へ案内された。
線路らしきものが見えるが。。。。


「日本の鉄道が始まった場所です」とクライアントさん。

この杭の打たれた場所から測量が始まり、鉄道の敷設工事の第一歩が踏み出されたという。。。なんともロマンを感じるスポットである。こんなものがこんな高層ビル街の谷間にあったとは。。。

クライアントさんはきっと何から何まで下調べして計画してここに連れて来てくれたのに違いない。。食べたらコレを見せるつもりだったのだ。
そのプランニング能力。。。出来る男とはこういうものかしら。見習いたい。

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2015.11.30 | | 未分類(日常、随筆)

何も出来なくて・・・冬。

今週末も仕事で庭に出られず、この写真も数日前のもの。

シーズン中は不貞寝していたトマトが今頃になってガンガン実を付け始めている事実に思わず「ケンカ売っとんのか」。
 
気温も低いし日もろくに当たらないから赤くもならず、赤くならないから収穫も出来ず、かといってこんな見事な実を付けている苗を撤去もする気にならず・・・宙ぶらりん。
別にこのあと何かを植える予定もないのでこのままでも問題ないんだけど、見るたびに「WHY?」と叫びたくなるので不健康ではある。
11月の初めまでは普通に頑張っていたパプリカ、ピーマンもさすがに止まった。ナスも最後の一個の実を付けました、という感じでたたずんでいる。
冷たい冬の衣が庭を包み始めているのを感じる。

奥さんの多肉の寄せ植えはとりあえず玄関に飾ることにした。

先々週くらい前までは本気でソファとじゅうたんを買おうと思って家具屋さんをハシゴしたりしていたのだが、仕事に追われてそれも完全に頓挫。「11月中ならセール期間中ですから、お待ちしてますヨ☆」と言ってくれたお店もあったけどもう遅い。
大きい買い物を決断するまでには時間がかかる。そして一度機を逸すると再びその気になるまでにもっと長い時間がかかる。そういうものだ。
ただでさえ我が家は庭の「胸キュン化」を最優先課題に据えていて、室内は後回しになりがちなのだ。今でこそ頭の片隅に空想のソファを置いて空想の観葉植物を眺めたりしているけれど、そのうちきっと忘れる。
奥さんは衣替えすらしていない。彼女のクローゼットは夏物も冬物もごちゃ混ぜになっている。怠惰な性格ゆえが4割、家の事より他に考えることが多すぎてそれどころではない、が6割。(ということにしておこう)
そんな訳でしばらく庭にも出られない、家のことも出来ない・・・という日が続きそう。

明日からまた1週間頑張りまーす。

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2015.11.29 | | 家庭菜園

愛知(高浜市)の園芸店

飛騨高山で一泊して、午後から名古屋でお仕事。

夕方、高浜市にある「グリーンランド・フジウラ」というお店に立ち寄った。

高浜市は愛知県の中部、知多半島の付け根に位置する小さな町。県内で二番目に人口が少ないことと、窯業が盛んな町として知られ、「三州瓦」という瓦が特産品だそう。

翌日は静岡の磐田市で仕事だったので名古屋から磐田までの間にある園芸店を探していたのだ。

外観から想起するイメージそのままの店内で、いきなり持ってかれる。
愛知の「あのお店」に通ずる雑然とした雰囲気。。

入ってすぐ引き寄せられたのがこの箱。。

ガンプラかキンケシでも入ってそうなニオイぷんぷんだよ。
この時点で並みの園芸店ではないことが分かる。

ライオンだし。

挿せるし。

買いだろ。

抱きしめて持って帰るしかねえ。(1個50円だし)
土に挿せるタイプと自立するタイプの二種類あった。
他にもウシさん、小人、ウサギさんなどがあったけどライオンが一番可愛かった。

いきなりハートを鷲づかみにされた訳だが、肝心の花苗コーナーは・・・

う~ん。。まあ、普通よりちょっと残念ってくらい。
品揃えは豊富だし値段も良心的、苗の質も値段相応って感じで。。
ただ値札以外のPOPが皆無なのでそこは減点だ。入荷したケースをどかんと置き並べているだけではビギナーには何が何だか分からない。寄せ植えやハンギングの見本(ディスプレイ)もなく、事務的で無味乾燥とした売り場になってしまっている。
清潔感も乏しい。雑貨コーナーなどはかなり埃っぽいので女性の場合はあんまりヒラヒラした服で来ないほうがいいだろう。(お洒落な人は特に)

このお店は花苗よりも観葉植物のほうが充実していた。広いハウス内の半分ほどが観葉で埋められている。

僕は園芸店でこういう大きい観葉植物を買ったことがないので、ちょっと憧れでもある。事務所や居間や玄関に背の高さくらいの観葉を置けたら素敵だろうな。


多肉コーナー。もう多肉コーナーのない店の方が珍しくなったね。

やっぱり名札がないと何が何だか・・・・。

「多肉」とヒトコトに言ってもきっとそれぞれ性質なり個性なりがあるに違いないが、いつもごちゃ混ぜに置いてあるのは何故なんだろう。実は見た目が違っても性質(伸び方や耐寒性、水遣りの頻度など)とかみんな同じなのかな。
今度多肉の本でも借りてきて調べてみよ。

こちらは木立性ベゴニア。
シュウカイドウってこんな感じかなーと思いながら見ていた。


雑貨コーナーにあった素焼きの鉢。

縁のところが波模様にデザインされている。これはレアだ。さすが焼き物の町。
3つ買おうと思ってレジに持っていったら「5つで250円に出来ますけど」とお姉さんに言われた。無論、2つ追加した。
いい店だと思った。

そんな訳で、いまうちの玄関にはこのお店で買ったライオン君と素焼きの鉢が置いてある。


色を塗ったらどうなるだろう。

いまの通路の様子。

ちょっと忙しくて何も出来ない日が続きそう。。。レイズドをクリスマス仕様に変身させる計画も進まず・・・。残念。(先週チューリップ埋めて置いてよかった)
ブログ更新するのもやっとって感じ。。。

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2015.11.28 | | 園芸店めぐり

山国のお茶目なひと

出張の楽しみは仕事の傍ら地方の園芸店を覗けること。ちょっと苗を買いに~♪なんて気軽には来れない遠方のお店も、仕事にかこつければ美味しいオマケになる。
最近は花でも種でも培養土でも、ネットで幾らでも(しかも安く)買える時代だが、実店舗にしかない楽しさ、魅力もある。
今回のお店はまさにそれを思い出させてくれた―・・・・

岐阜のどこか。
大きくはない。どちらかというと地味な、地元の人だけが来るようなお店だった。
静かで、ちょっぴり切ない雰囲気。
県外ナンバーの車から出てきた若い夫婦が足を踏み入れると植物たちが羽ばたいて逃げ出しそうなくらい静かで、しんみりしている。
店主らしき女の人がひとり、ハウスの横に座ってハナガラか何かを摘んでいる姿もまたいかにも「人里はなれた園芸店」という感じで、少し入りにくかった。
奥さんと顔を見合わせて、中に入った。

ハウスの中は鉢植えや観葉、それとほんの少しの雑貨など。

レジ横のステレオから流れる地元のラジオ番組を聞き流しながら、僕は「こういう場所で園芸店を営むのはなかなか大変だろう」と勝手に気の毒に思った。
山国である。僻地といっては失礼かもしれないが、もうすぐ雪で閉ざされるような土地でも花を植えたい!と思う人はどのくらいいるのだろう。それでもこうして頑張って花を入荷して、手入れをして、お客を待つ。
静か過ぎる店内と僕の勝手な想像に基づく同情心に、こんなにキレイなセダムの寄せ植えが胸に迫る。

多肉もポツポツで、
 
雑貨コーナーと呼ぶには寂しすぎる品揃えの雑貨コーナー。

でもコレ・・・いいな。。。(値札がないけど)

僕がアイアンの花カゴを手にとって眺めていたら、奥さんはもっと馬鹿デカイ「何か」を手にとって眺めていた。
「これなんだろう」
こっちが訊きたい。
奥さんが持っているのは鹿と羽矢を象ったブロンズ性の物体である。
「値札もない・・・あ、これ風見鶏?」
「壊れてない?」それは明らかにパーツ毎に分かれているのだが、それぞれを連結させる仕組みが分からない。
「訊いてみよっか」
「ついでにコレ(アイアンのカゴ)の値段も聞きたい」と僕。
「すいませーん」と奥さんがレジの奥に立っていた店主らしき女性を呼んだ。
訳を話すと
「あ、こっれねー、壊れてるんだ」
と言って女主人はブロンズ製の物体を手にとってガチャガチャ。
「風見鶏ですか」
「風見鶏なんだろうけどねえ、どうやって立てんのかわからんねえ。ここが、刺さるんだろうけど」
「あっ、こうじゃないですか?ここを、こうして」
ピンと来らしい奥さんが手を貸すと女主人は「あらー」と感嘆の声を漏らした。
何をどうしたか知らないがそれは立った。風見鶏だった。

壊れていたわけでなく、店主が組み立て方を分からずうっちゃっていただけなのだった。
で、気になるお値段は?

「1500円!」と奥さんが先手を打った。
「うぅ~ん、、、これ仕入れたとき、高かったんだよー・・・」
「じゃあそのアイアンのも一緒に買うから2000円で!」僕は手に持っていたアイアンのカゴを風見鶏の横に置いた。
「あと、あそこにあったアイビーも買おうと思ってたし~」
コレ↓


優しいひとだった。

がめつい奥さんの値引き攻勢に呆れたのかニコニコしながら「いいよいいよ~」と言ってくれた。
最終的な値段は秘密だが、京都出身の奥さんの「関西パワー」が物静かな山国の園芸店オーナーをねじ伏せた格好。

あ、上のアイビーと合わせてこっちのアイビーも買った。

「12ポット・12ポットの1ケースで入荷したんだけどねえ・・・こっちのほうが売れて、こっちはあんまり売れんのよ」
と女主人が言った。丸い葉っぱの方が売れて、三角の、アイビーらしい形をした方が売れ残っているという。確かに。
「でもおもしろいんよ、これも、花咲くし」と、アイビーらしいアイビーのほうを指差した。
「花咲くんですか」
「咲くよ。白い花。きれいだよ~」
それに葉っぱが分厚い。。ゴムみたいな肌触りである。
「最低気温5℃までだからこの辺だと室内だけどな~」
「じゃ、これもお願いしまーす」と、奥さんが一輪だけ花の付いたアイビーを選んでレジに持って行った。
箱に詰めるとき、女主人がハナガラと勘違いしたのかアイビーの花をクシャッとむしり取った。やった瞬間に全員が「あ・・・・」と硬まって、自分のしでかしたことに気付いた女主人が大笑いしながら自分のドジをお茶目に謝罪した。
「花がきれいだっておっしゃってたのにー!」奥さんはじゃっかん涙目である。
「ごめんごめん」
レジでお客が持ってきた花苗の花をあたかも糸くずか何かのようにぴっと握りつぶす女主人の天然ぶりに独り萌えていた僕である。

寂しげに感じたお店がいつしか明るく広く感じられた。
僕と奥さんはクスクス笑いながら車に乗り込んだ。

とまあ、そんな思い出の宿るこの風見鶏。どこでどう使おうかな。。。

このアイビーも気になる。。。

この前の「おつとめ観葉」と一緒に寄せ植えるとか。。どっちにしても部屋の中かな。
次回は愛知の園芸店!

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2015.11.27 | | 園芸店めぐり

高山観光

昨日の続き。。
「飛騨の里」のあと、高山市内の「古い町並み」を散策した。数年前にも一度来ているのだけど、リピート。けっこう覚えてた。

祝日だけあって人が多かった。
外国と関西圏からの観光客が多いらしく、いかにも日本的な町屋小路に英語、中国語、関西弁が飛び交う様はシュールでさえあった。
インターナショナルなのは観光客だけじゃない、宿泊したホテルの仲居さんも中国人(もしくは台湾人?)だった。和服を着ていたので最初は分からなかったが、料理の説明がとてつもなくギコチなく、聞き辛かったのでそれと知れた。「こちらはヒダギュ~ノ、ス、スキヤキ、ト・・・ナリマス!」。
聞いてるこっちが緊張する。

高山は陸の孤島といってもいい山奥の街ゆえに戦時中は空爆を免れた。
ついでに言うと、そんな地勢ゆえ戦後の復興期・経済成長期にも立ち遅れ、都市開発がなされぬまま時が進み、お陰で日本中の旧市街が「発展」の名の下にマンションや商業施設に変わるなか、高山は古いまま残ることができた。
60年代中頃から全国的に注目されるようになり、今では世界中の人が訪れる有名観光地となった。
高山の偉いところは、先人たちの残した遺産に胡坐をかいていないところである。町並みだけキレイに残しておけば何もせずとも人は来るだろうに、今でも集客に余念がない。
お店のポップ、貼り紙から博物館の展示物や解説板にいたるまで、英語・中国語を表記するなど当たり前、英語の出来るガイドを要所に配置、街角の軽食店などではホットドッグ気分で飛騨牛のSUSHIが食べられるようにするなど、外国人を呼び込む工夫、訪れやすくする工夫が随所に見られる。
外国人(というか中国人)が多い場所はイヤだ、という人もいるだろうが、僕から言わせれば外国人のことを考えられない観光地は日本人のことも考えられない。誰のことも考えられない。
知名度が低くて、人が来るなどとは思ってもいないようなマニアックな観光地なら
何でもいいが、少なくとも高山レベルの観光地なら外国人のことを考えて当たり前だし、このご時世に英語の全然通じない観光案内所なんてナンセンスである。有名観光地なら、訪れる誰に対しても親切であるべきだろう。

歩いていたら、こんな植栽を見た。ハンギングともコンテナとも鉢植えとも違う。

水車の歯車植え!クール☆

真似したくても出来ない。

ここは高山陣屋。幕府から派遣されてきた郡代(その土地の司法や税などを司る地方行政官)が詰めた役所跡。

陣屋ったって今でいうところの県庁とか合同庁舎みたいなもの。
なのに・・・・
どうよ、この優雅すぎる空間。

安定を求めて公務員になりたがる人は多いけど、こういうオフィスだったら僕も役人になってもいいかな。。(いや、そんな柄じゃないな。どちらかというとお白洲に引っ張り出される側の人間だからな)

こういう歴史的建造物に来る度に、進歩って何だ、近代化って何だ?自分たちは本当に豊かになったのか??
と思う。

今の役所には取って付けたようなコンテナの植栽と、エコの欺瞞を被った緑のカーテンしかない。役所だけじゃない、公園も、道も、学校も、街全体がそうである。全てが、取って付けたような無難な、横並びの規格品で整えられている。
たとえ東京都庁が300年無傷で残ったとしても、未来の人々は「なんて自由な時代だったのだろう!」「なんて優雅なんだ!」と嘆息してはくれまい。
設計した丹下健三には悪いが、せいぜい「無謬と保身だけをモットーとした、ギスギスした官僚社会だったんでしょうねえ」と鼻で笑われるのがオチだ。

さて、グチはこのくらいにして。
最後は古い町並みにある国分寺というお寺の大銀杏。

これがデカイなんてもんじゃない。

樹齢1200年以上という・・・。1200年前といったら平安時代初期だよ。どんだけ根っこ張ってるんだろう。(そこかい)

この大銀杏の葉が散ると雪が降るんだって。なんてロマンチックな指標だろう。

次回は訪れた園芸店での出来事を。

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2015.11.26 | | 行ってみた

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プロフィール

祐平

Author:祐平
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
「一般教養としてのロック史」管理人。興味のある方は覗いてみてください。ネットショップも地味に
コメ欄クローズ中ですので、現在お声はメールでお願いしております。
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