「家」と「庭」

昨日、大掃除をした。窓を拭き、クエン酸で電気ポットの水垢を取り、換気扇をピカピカにした。レンジ周りの油はキャンドゥで買ってきた「セスキ炭酸ソーダ」が役に立った。水に薄めたセスキをスプレーするだけで、しつこい油も簡単に落ちる。
隣から奥さんが『ショップチャンネル』の声色で訊いてくる。
「ねえマーク、そんな簡単な方法で本当にこのしつこい油汚れが落ちてしまうの?」
「ジェニファー、『百聞は一見にしかず』って言うだろ?嘘だと思って見てごらん、このセスキ炭酸ソーダを使えば・・・・ほら」
ギトギトの油膜がセスキと反応して滴り落ちる。そこをスポンジでふき取る。
いやマジで、よく落ちる。おすすめ。
今年一年頑張ってくれた菜園も、落ち葉を広い、耕しなおし、キレイに。

お飾りも買ってきた。

事務所の神棚に鏡餅と庭の柚子を供えた。お神酒もあったほうがいいかな。

1年分の埃や汚れをキレイに落として、カラダはくたびれたが心は清々しい。
この家に越してきて最初の一年が無事過ぎようとしている。
事務所を「つくる」ことから始まり、荒れ放題だった庭を開墾して畑にし、自家製腐葉土を作り、通路に植栽し、穴の空いたブロック塀の補修をしたり、看板を立てたり・・・色々あったが、やっぱり僕の家作りの中心は「庭」だ。
家を選ぶとき、「庭なんかおまけみたいなもの」という人もいるだろうが、僕たちは逆だった。まず「庭があること」を絶対条件に探してこの家にたどり着いた。
不動産屋を通さず、住所の当たりつけてこの家をこっそり「偵察」に来た。真夏だった。
もちろん何も植わっていない通路を上がり、閉じていた門戸からおそるおそる中を覗いた。そのとき一陣の風が自分の体を通り抜けていった。雑草ボーボー、家の中もどんな状況は分からなかったが、呼ばれている、と思った。
「家庭」とは「家」と「庭」と書く。
と、古い園芸雑誌に書いてあった。
ありふれた言葉なようだが、目からうろこだった。胸を突かれた。
庭があって、初めて家になる。
庭のない家は家じゃない、という意味ではない。
僕は、「庭」とは、イコール「楽しむこと」と解釈している。楽しいことをする空間。
マンションやアパートには本物の庭はないかもしれないが、そこに自分の「楽しみの世界」があればそれがその人の「庭」になる。その「庭」を広げるために本を読み、人とつながり、腕を磨き、発信する。そうやって「楽しい」を掘り下げる。独りで、夫婦で、子供と一緒に、家族みんなで。「豊かさ」とはそういうものだ。
だから言うなれば「楽しみ」のない家など家ではない。そう思う。

あ、セスキ炭酸ソーダに感動することも「楽しみ」のひとつね。マジ生活豊かになったわ。
そんなわけで、皆さんも良い年をお迎え下さい。
2015年も「庭にいます」をよろしくお願いします!☆

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2014.12.31 | | 園芸コラム

年の瀬に花苗60株植える

せっかくの正月休み、花の一株くらい植えたいから、昨日は久しぶりに園芸店へ。
2軒回って、2軒とも売り場はシクラメンが主役。来ている客もシクラメン目当ての人が多かった。帰省した折に渡す贈呈用だろう。花がしわしわになった、フリル咲きのシクラメンが大人気で、マダムたちがレジ前で「変わってるわねステキ」とはしゃいでいた。
それもいいが、こっちの目的は植栽だ。僕は寒風吹きすさぶ野外コーナーに出て、足踏みしながら「ケース売り苗」を物色。
先月より幾分か安くなっている。
ビオラ24株800円。

一重のストック(左)は24株で1300円だったけど、株が立派だったので買っておいた。右はバラで買ったヒューケラやネメシア、ハボタン、カルーナなど。
  
そうだ。「シラン」を買うという目的もあったんだ。
でも時期じゃないらしく見当たらなかったので、代わりに「葉ラン」を買っておいた。

斑入りでもないし一見ただの葉っぱなんだが、日陰でも放置で育つということだったので。。いまだ手付かずの自転車置き場脇のスペースで、いずれは「シラン」と一緒に楽しみたい。
・・・そして今日。
昼に起きて午後から庭に出る。すかっとした晴天。風もない。
ケースで大人買いした苗を通路へ運ぶ。
寒さにやられて、通路が一気にみずぼらしくなってきたのだ。

サルビアもマリゴもキンギョソウも、ユーフォルビアもみんなすっかり枯れちゃった。

枯れた苗を引っこ抜いて、伸びすぎた宿根草も剪定し、きれいにしてからポット苗を置いていく。

ビオラ24株、ストック24株、ネメシア、ハボタン、シロタエギク、余っていたパンジーなど全部で60株近い苗。
  
これだけあると、趣味というかもう作業。
しかも60株使っても通路の下半分しかまかなえないという・・・。奥さんは上半分で、自分が種から育てていたパンジー・ビオラの苗、アネモネの球根などを植栽。それも全部で50株くらいあったらしい。。
歩いている分には思わないんだが、植栽すると「長ぇ通路だ・・・」と思う。。。

3時間後。。。
植栽完了しました。

これだけ植えてもパァーッとはならないのが切ないが・・・。
奥さん曰く「小さな春が来たって感じ」
  
予報では明日は関東平野部でも明日は積雪があるとかないとか。
今日やっておいて良かったな。雪積もったあとに植栽すんの鬼だからな。
てか、明日仕事でお客さんとこ行かなきゃならないんだが。。。
うちはとっくにスタッドレスに履き替えてあるが、関東の怖いところはノーマルタイヤの人もたくさんいるところ。雪に対する危機感は、やっぱり他の地方の人に比べて薄い。
最近は東京でもドカ雪が降るようになったが、それでも毎年、アイスバーンでも平気でノーマルタイヤのまま走ってる車を見る。「ゆっくり走れば大丈夫だろう」と思っている。だからこの間のような大雪になると、あちこちで車が立ち往生する。
自分は備えをしていても、そういう無謀な車に追突されたりするのが一番怖い。
今年の2月、大雪のなか車で秋田の横手に行ったが、さすがに立ち往生している車など1台も見なかった。それどころかけっこうなスピードで走ってくる。「雪国の人どんだけ!?」と驚いた。きっと雪の道には雪の道の「走り方」があるのだろう。
今年も残りあと3日。
園芸と仕事、園芸と仕事。
来年も多分そんな毎日。

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2014.12.28 | | ガーデニング

大根、里芋の収穫&柿の剪定

ここのところ、園芸店にも行っていないので植える花もなく、またその時間的余裕もない日々が続いていたが、祝日の昨日は久しぶりに庭に出た。能動的に、というよりノコギリ片手に上下ウィンドブレーカー姿で梅の木によじ登り剪定を始めた奥さんの後姿に負けて。しかも「あら来たの」と振り返った奥さんは西日除けのサングラスをしており、ぱっと見、未来人みたいであった。
外見など気にしてたら園芸など出来ん。
奥さんが梅の剪定をしている間、僕は菜園の収穫。
土寄せしてもすぐ地肌が出てきてしまうウチの大根、もう充分だろうと抜いてみた。

2週間前に試しに抜いた大根より、一回り以上大きくなっていた☆
あと5株ある。

豚汁、大根おろしのオジャコ和え、細切り大根のシーチキンサラダ、葉っぱの味噌汁、葉っぱのタマゴ炒め、・・・煮て、生で、食べてみたけど、どれも感動的に美味しかった。正直、ここまで立派な大根が出来るとは思ってなかった。
その代わりニンジンは。。。

あ、葉っぱが食べたかったんですか?
違うわっ。
まあ、種まきの時点で失敗してたからな。里芋のすぐ脇に蒔いたもんだから里芋の葉のもろ日陰になってしまって、徒長しちゃった。
でも一本だけ立派なのが出来た。

こいつだけ日がよく当たっていたんだろう。つまり「ちゃんとやればちゃんと出来る」ということだ。(そういうことにしておこう)
小さいのもそれはそれで可愛いけどね。。
里芋もとうとう全部収穫した。スーパーの棚が伊達巻やかまぼこで埋め尽くされたのを見て、気がせいた。

全部で50個くらいあるかな。。うち大根とうち里芋、うち人参のお雑煮、可能。

さて梅の木だが・・・。

内側に向かって伸びている枝、伸びすぎている枝などをバンバン剪定したら、かなりスッキリした。全体的に少し背も低くなり、もし梅の実が出来ても収穫しやすくなった。
柿も思い切ってバシーッと剪定。

これは背を低くして管理しやすくするためと、実の量を減らすことが目的。正直、今年は「柿地獄」というべき状態で、収穫したものの処理に非常に困った。近所中に配り、不動産屋に持って行き、奥さんの実家に一箱、うちの実家には二回も送りつけた。それでも何十個も余った。区役所に電話して、出入り口のところに「ご自由にお取りください」と書いて置いておきたいと言ったら衛生上ダメ、てかどうしてもやりてぇんならショバ代払えやと。世知辛いことを言う。

自分たちへの歓迎のしるしで大量の実を実らせてくれた柿さんには大変申し訳ないのだが、マジ食いきれねえんだって!どうかヘソを曲げずにまた新芽を伸ばして今年はほどほどに実を付けてくだされ。

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2014.12.24 | | 家庭菜園

アディショナルな高齢者とゆず湯

今年も残すところ・・・と指折り数える段になって仕事が来る。まあ、毎年そうなんだが、結局今年も29日に急な仕事が(泣)。。うちの事務所ではこういうのを「アディショナルタイムに突入」という。
どうでもいいけど「アディショナルタイム」って言いにくい。
サッカーで残り時間に上乗せされる「おまけの数分間」をそう呼ぶのだが、昔は「ロスタイム」と言った。僕も冗談交じりであえて使うことはあっても、普段の会話では「ロスタイム」と言ってしまう。
「ロスタイム」は英語の「Loss of time」を縮めた和製英語だ。
直訳すれば「ロスした時間」、「失われた時間」という意味だが、それを「取られた分、試合時間にプラスしまっせ」という意味で「ロスタイムあと○分ね」という使い方をしていた。いかにも和製英語らしい。
それがある頃から変わった。
「なるべくポジティブな英語を使おう」という意味不明な論理と、どこかの知ったかぶりが「正しい英語を使いましょう」「世界基準に合わせよう」とでも呼びかけたのか、「アディショナルタイム」と言うようになった。ちなみに「アディショナル」とは「加える」という意味。だから意味としては正しい。おまけに「ロス」よりポジティブな言葉だ。
だが正しければいいのか?ポジティブならいいのか?
誰も知らないだろうが、警視庁は2013年より「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺」という呼称を改めた。「もう『振り込め詐欺』とか言うな!」と。
というのも、犯人側の手口も年々変化しており、①もう「オレオレ」とか言わないし②足がつく振込みより直接持って来させたりするケースが増えてきているからだ。
で、警視庁が発表した「振り込め詐欺」に変わる新名称はというと・・・
「母さん助けて詐欺」
どうよ?
これは公募で決まった名称だ。嘘だと思う人はコチラ
利便性を捨てて意味とか事実とかを追求すると、こうなるのだ。
「ロスタイム」と言わずにあえて「アディショナルタイム」なんて気取った言い方してるヤツは、自分の母親が怪しい電話を受けたとき、「母さん!その電話、『母さん助けて詐欺』じゃない?」って言えよ。
それと関連して。
今日、ニュースでしきりにやってたのが、今年の「振り込め詐欺」「母さん助けて詐欺」の被害総額が498億円で、過去最高だと。
ちなみに被害金額の多い都道府県順に並べると、東京(73億円)、神奈川(48億円)、千葉(44億円)、埼玉(38億円)、大阪(30億円)、愛知(27億円)だって。
これだけ言ってもお金渡しちゃうんだから、「もう、いんじゃね?」と思うのは僕だけだろうか?
確かに人を騙すのは良くない。だが、一部のお人よしの老人の為にこれだけ社会が啓発し、便利だったATMの機能を殺し、ネットバンキングの本人認証の煩わしさ、難解さにも耐えて国民が犯罪抑止に協力しているというのに、こうやって「過去最高の被害額」とか叩き出されちゃうと同情したくても出来なくなる。
このあいだ麻生副総理が一喝していたが、日本には880兆円もの「現ナマ」が眠っているとかいないとか。いわゆる「タンス預金」というヤツだ。
2012年の日銀の発表では日本人のタンス預金は86兆円となっているが、諸説ある。880兆というのがどこから来た数字か知らないが、とりあえず少なく見ても日本中の家々を根こそぎ「家捜し」すれば、数十兆円の現ナマが出てくるのは確かなようである。
この金が動けば経済成長はまず間違いないが、誰も使おうとしないから「ふざけた話じゃないか!」と閣下はお嘆きになったのであろう。
そう考えるともっとも預金を崩して経済の好循環に貢献している層は「振り込め詐欺」「母さん助けて詐欺」の被害者たちなのかも知れない。
埼玉の老人なんか袋に1500万円だか入れて持参したとか。
どんだけ金持ちだよ?うちは「助けて」と言われても3万くらいしか出せへんわ。

ところで今日は冬至。

朝、庭のゆずを収穫しておいた。夕飯はパスタだったのにわざわざカボチャも煮て・・・ミスマッチながら美味しく頂いた。
これからゆず湯に入ります。

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2014.12.22 | | 時事問題

簡易裁判所の「調停」に行ってみた

数ヶ月前に奥さんが車を当てられた。僕を駅まで送っていった帰り道、細い路地のT字路で左折するため左右確認をしていると、左側から来た車がぶつかってきた。幸い双方ともにケガはなく、車のキズも軽微だったのだが、それでもやはり事故は事故。警察を呼びお互いの連絡先と保険会社を教えたりと、そういうやりとりを一人でやった奥さんは、常日頃安全運転を心がけているだけにショックも大きかった。車も買ったばかりだったし。
加えてそこが一時停止標識のある場所で、相手側の道路が「優先道路」であったことが奥さんを一層不安にさせていた。僕は(相手にも自分にも)ケガがないだけでお前は相当ラッキーだぞと思ったが、事故の相手方はそう思っていない。
案の定、保険会社を通して強気な「過失割合」で修理代を請求してきた。
こっちが一時停止を無視して突っ込んできたと言うのだが、現場を見てヘソで茶を沸かしそうになった。
一時停止を無視して突っ込むにはリスキーすぎる細い路地なのだ。見通しも悪く、徐行せずに出るのはかなり怖い。事実、奥さんは曲がる手前で停止し、頭をちょろっと出して左右確認をしていたという。
「でも誰も信じないよね。あなた以外」
それでもダメもとで保険会社に経緯を説明すると、担当氏はとても親身に応じてくれ、「お話を聴く限りあなたは悪くない」と。で、自分は車の傷から事故原因を判読できる資格を持っているから、キズの写真を撮って送ってくれという。
写真を送付して一ヶ月ほどしてから担当氏から連絡があった。
「停まってますね」
停まっている車にぶつかってきたんだから向こうが悪い。10-0でも行けるかもしません。
形勢逆転。
もっとも自分の客の車の傷を保険会社が見ることにどれほどの客観性が担保されているのか疑問だったが、担当氏が言うには「キズは嘘をつきません」。自分の仕事、自分の鑑識眼に誇りを持っている人であった。
奥さんは喜んだ。
損害の額うんぬんより、奥さんは濡れ衣を着せられたことに腹を立てていた。停まっていたのに一時停止を無視して飛び出してきたことにされ、相手が優先道路だったら停車中にぶつけられてもこちらが「加害者」にされる世の不条理に絶望していた。だから担当氏が「停まっていた」と言ってくれただけでもう奥さんとしては8割がた救われた気分だったのだ。
誰かが信じてくれればそれでいい。そういうこともある。
だから「最悪5-5で手を打ってもいい」と担当氏に伝えた。お互い全面的に悪いわけでもなく、無過失でもないのだからと。自分の分は自分で直しましょうと。
しかしその思いは相手方には届かなかった。
しばらくして、ポストに見慣れない茶封筒が届いた。見ると「簡易裁判所」。
調停の申し込みがありましたので出席の可否を教えて下さいと。
保険会社の担当氏に告げると驚いていた。さらに担当氏から相手方の保険会社に問い合わせるとなんと相手方の担当者も呆れていたという。
何を思ったのか相手方は自分の保険会社にさえ何の相談もせずに勝手に「調停」を申し込んだらしい。不意打ちもいいところ。
裁判所からの通知には相手方が見積った修理代金の見積書が同封されていた。裁判所に駆け込むくらいだからよほどの大金かと思ったらそうでもない。何がしたいんだか分かりゃしない。1%でも自分の過失を認めたくない人なのだろう。
まあいいや。
もっとも調停への参加は「自由」。行っても行かなくてもどっちでもいい。
でもまあ、こちらは停車していた証拠もあるし、「加害者」ではなく「被害者」として堂々と調停に出席することにした。保険会社の担当氏も「正義のために闘いましょう!」とわざわざ都内から駆けつけてくれた。確かに額は大したことないし、普通ならとっくに解決している案件だから、「正義」以外に闘う理由が見つからない。

調停は裁判官1人と「調停委員」2人の3人のメンバーによって行われる。二人の「調停委員」は地元の医師、大学教授、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士などから選ばれるらしい。その3人が交互に当事者の主張を聞き、お互いにどこまで妥協出来るかを詰める。決定に強制力はなく、物別れに終わった場合は「不調」といってそれでお終い。納得行かなければどちらかが小額訴訟を起こし、法廷で決着をつけることになる。(不参加の場合は自動的に『不調』になる)
相手方が先に調停室に入り、45分くらい待ってから入れ替わりに奥さんが呼ばれた。僕はともかく担当氏は同席できると思っていたが出来なかったので、男二人、待合室で待機。その間ずっとフリートーク。担当氏の武勇伝を聞きながら待つこと30分、ムスっとしながら奥さんが帰ってきた。
「お話にならない」と奥さん。
―・・・まず3人じゃない。2人しかいない。しかもそのうちの一人のオッサンが開口一番「一時停止というのはね・・・」「事故というのはそういう一瞬に起きるんで」とか交通安全協会みたいなお説教を始めたと。自分が口を開くまで3分かかり、おまけに人の話を聞いていない。さえぎる。さえぎってまた説教を始める。だからどんどん時間が延びる。当事者の話を聞いて時間が延びるのではなく、そのオッサンのダベリが長くて時間がかかる。
極めつけは、そのオッサンがそれぞれの要望と立場を理解していないことだ。
「自分は妥協する気はあるし、相手にもその旨伝えたが、相手がそれを突っぱねてきた。今となっては自分が悪いとは思わないが誠意を示すなり謝ってくれたりするなら少しは考え直してもいい」
と奥さんが言ったら、
「謝るって、誰が?」
ときた。
話を聞いてない証拠である。それか日本語が分からないか。
「黒いマントみたいなの羽織ってました?」と担当氏が奥さんに聞く。
「してない?じゃあそれ裁判官じゃなくてバイトですね。バイトのおじさん。公募で選ばれた人。二人とも素人だと思います」これまで何度となく調停に付き添った経験のある担当氏も呆れ果てる。
そもそも「調停」では、相続や離婚調停、借金返済などがメインで、専門知識が必要な交通事故は不向きなのだという。だったら分かる人間を調停委員に据えればいいものを、肩書きだけで選んだその辺のオッサンに任せてお茶を濁す。いや、分からなくてもいいからせめて人の話をじっくり聞ける人間を連れてこいよと。
やはり中村教授の言うとおり日本の司法制度って「腐ってる」のか。

結論から言って、この調停は「不調」に終わった。
意外なことに相手方から取り下げてきた。奥さんが二回目に呼び出されて部屋に行くとそう告げられた。自分で申し立てしておいて自分で放り投げるとはどういう了見だと思ったがよく考えると無理もない。
いるはずの裁判官もおらず、その素人オッサン調停委員の「ダベリ説教」を延々聞かされたのだから、ブチ切れて当然。
まあ、素人でもある意味フェアーな調停委員だったわけだが。

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2014.12.20 | | 未分類(日常、随筆)

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プロフィール

祐平

Author:祐平
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
「一般教養としてのロック史」管理人。興味のある方は覗いてみてください。ネットショップも地味に
コメ欄クローズ中ですので、現在お声はメールでお願いしております。
⇒ mail@brightside82.com

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