週三日、近所のトレーニングジムに通っている。この季節だと男はみんな半袖シャツにハーフパンツ姿で来る。あるとき10代後半とおぼしきグループがやってきて、自分の目の前で運動を始めた。全員華奢だが節々には細い筋肉の陰影があり、いわゆる「細マッチョ」を目指しているキッズと推察された。「自分も出来ればそのくらい細くなりたいものだがいかんせん内臓脂肪が育ち盛りなものだからそんな板きれみたいな身体にはなれんわ」などと思いながらダンベルを床に下ろした。
そのとき見てしまった。
スネに毛がない。グループ全員、脚に一本も毛が生えていない。細いから脚だけ見たら女性のそれと変わりがない。首から上はサルだが、脚は美脚といっていい。思わず自分の脚と比べてしまった。もちろんスネ毛「有り」である。細くもない。するとなんだか自分の足が非常に醜い物のような気がしてきた。これまでの人生で自分の脚を醜いと思ったことは一度もない。醜いと言われたこともない。点数で表すなら65点くらいに違いない。しかしツルツルピカピカの美脚少年たちを前にして、実は100点満点だと思っていたのが200点満点だったのを知り、自分も脱毛しなければならないような気がしてきた。
違う日。
またしてもジム。
自分も世間話程度はする世話好きの60代の男性が、初めて見る20代前半くらいの青年と何やら話している。素振りからすると筋トレの正しいフォームを教えてあげている様子。オジサンが壁に掛けられた図を指差してこの運動はどこの筋肉が鍛えられるか説明し、若い方が相槌を打つ。しばらくして、突然青年の声がこだました。「脚は勘弁して下さい!」「それやると脚太くなるんですよね?脚はちょっと」と苦笑を洩らしながら懇願する。首から上はタヌキみたいなのに、脚は太くしたくないという。オジサンが怪訝な顔をしたのは言うまでもない。
どうやら今の若者は細く美しい脚こそモテ男の必須条件と思っているらしい。それはむしろ女性が意識していたことだと思うが、いつしか逆転したようだ。
そう言えば「美脚」を売りにする女優もタレントも最近は少なくなった気がする。あの女優もこの女優も、人気アイドルグループの面々を見ても、そのプロポーションの悪さといったら目を覆うばかり。「ナチュラル」といえば聞こえはいいが、僕から言わせればただの怠惰である。お手本があれじゃ巷の女性がどんどんイモっぽくなるのも仕方がない。少しは韓国のアイドルを見習ったらどうか。
一方男はと言えば、若い日本女性の「イモ化」「モサ化」と反比例して「美化」しているように思う。(あくまで肉体的にだが)脱毛やエステが流行したのと同時に、EXILEに代表されるポップス系の歌手やサッカー日本代表のようなスポーツ選手、果てはお笑い芸人にいたるまで、テレビを付ければ「イイカラダ」をした同性を毎日のように目の当たりにするようになったからだ、と僕は勝手に推理している。
特にお笑い芸人の中に「イイカラダ」を売りにする者が増えてきたのは大きいだろう。芸人と言うのは肉体的にも精神的にも「ダメ人間の象徴」、怠惰な男の最後の「理解者」「拠り所」であったのに、それが崩れ、ダイエット本を出版したりサプリメントの広告に出たりする存在になってしまった。細く美しい脚はブラジル代表のネイマールによるところが大きいだろう。
女の子がどんどん「ナチュラル」化していく一方で、男たちは「ナチュラル」を捨てようとしている。肉体改造ほど「自然」に逆らった行為はないからだ。おまけに脱毛までするのだから、もはや性別そのものを否定していると言っても過言ではない。
と、このことを奥さんに話したら、
「男の脚なんか見ない」。
女は男の脚を見なくとも、男は男の脚を見るのである。そして「イイカラダですね♡」と異性に褒められるより、一生に一度「すっげえ筋肉」と同性に感嘆される方が誉れだったりする。。それが男。
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でも咲いてくれて嬉しい。
パンパスグラスの穂も本格的に出ました。



もっと白くてフェザーな感じのものが出ると思っていたのだが・・まあ、これはこれでいいか。。
雨が降ってまた雑草軍団が勢いを取り戻してきた。蚊に刺されるし暑いから園芸する気にもならないが、なぜか草抜きだけはする気になる男。
いい加減新しい寄せ植えでも作ってまた庭力をアップさせないといけないのだが、どーもその気になれない。
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先週は40度近いなか表庭の草むしりをしたが、たった一週間でなんとなく風が秋めいて感じるのは気のせいか。もちろん汗だくにはなったが身の危険を感じるほどではなかった。
そんなことより嬉しい発見が二つもあった。
まずはハイビスカス。かろうじて冬越ししたものの、ほとんど枯れかけていたのにここまで緑が戻ったことだけでも嬉しいのだが、なんと、


蕾キター☆
生き返ったけどさすがに花までは咲かないか・・このまま夏が過ぎてしまうのネ・・・などと一人哀愁に浸っていたのだが、どっこい、まだ夏は終わらないゼと言わんばかりの底力。
しかしハイビスカスは訳もなく蕾が落ちるという奇癖を持っているのでぬかよろこびは禁物。
もうひとつ。

雑草ってこんなにでっかくなるんだっっ!
いやいや、パンパスグラスである。確かに去年まではデカイ雑草だと思ってましたよ。だって肝心の穂が出ないのだから!(⇒コチラ)本来はススキみたいに穂が出るのである。
草だけびょんびょん伸びまくって、結局11月くらいまで待っても出なかったから根元まで強剪定した。いっそのこと引っこ抜いて捨ててやろうかと思ったが、もう一年様子を見ることにした。そしたら、、

穂!

出た。。
小さいけど大きな喜び。
なんかこう、前向きな気持ちになります。
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ひまわりが咲いた。植えたのが遅かったので今頃。。背は高いが花は例年より小さい。品種のせいか、もしくは花壇の養分が少なくなってきているせいか。。5月くらいに腐葉土を混ぜ込んだんだけどな。
すっかりクレマチアスのツタの餌食にされてしまった手作りのプランター。
知らぬ間にマツバボタンが咲いていた。
収穫を終えたので、トウモロコシを撤去した。
またポットに種をまいて二期作する予定。イネ科は連作障害がないというが、果たして上手くいくかどうか・・・。
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