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Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
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パリ、恋人たちの二日間

久しぶりに面白い映画を観た。「パリ、恋人たちの二日間」という映画である。「汚れた血」「トリコロール~白の愛~」の女優、ジュリー・デルピー初監督作品にして主演・脚本・編集・音楽も兼ねた意欲作。主演男優のアダム・ゴールドバーグは知名度は低いが、アメドラの「JOEY」に出ていたので顔は知っていた。(だから借りたのだが)。

【ストーリー】
マリオン(ジュリー・デルピー)はパリで育ち、今はアメリカで写真家として活動している。ファシズムと人種差別を呪うリベラリストだ。彼氏のジャック(アダム・ゴールドバーグ)はユダヤ系のインテリア・デザイナー。
二人はイタリア旅行の帰りに、マリオンの実家があるパリにやってくる。両親に預けていたネコを引き取りに来たのだ。初対面のマリオンの両親にぎこちないフランス語で挨拶をするジャック。通訳するマリオン。両親と食事を共にするのだが、フランス語なので何を言っているのかさっぱり分からない。突然義父が思いつくままアメリカの作家の名を挙げ始めたり、ジャックが「ジム・モリソンの墓に行きたい」と言うとなぜか場が凍りついたり・・・。言葉が通じないのをいいことにいじられまくるジャックの困惑げな表情がたまらない。
通りを歩けばマリオンの元恋人が現れてジャックの眼前で旧交を温め合ったりする。言葉も分からず、蚊帳の外状態のジャックはマリオンに対し軽い嫉妬と懐疑を抱きつつ、ジム・モリソンの墓へ。
マリオン「なぜそんなところへ行くの?ドアーズ好きじゃないでしょ?」
ジャック「ああ。でもヴァル・キルマーのファンだ


この映画は恋の素晴らしさを味わう映画ではない。ましてや「花の都」の風景や香りを味わう映画でもない。ウディ・アレンの映画と同じように、会話に盛り込まれたさりげなくも辛らつな政治・文学・サブカルネタを楽しむ映画である。だから純粋な意味での「恋愛映画」ではない。万人に薦められる映画でもない。ついていけない人もいるだろう。
でも全篇を通してそこにはしっかりと「愛」が描かれている。文化と言葉の壁に挟まれて苛立ちを隠さないジャックに辛抱強く付き添って通訳してやるマリオンの姿はかいがいしささえ感じる。口論をしていても、犬も食わない痴話喧嘩ではなく、お互いを認め合っていなければ出来ない<中身のある口論>になっていて、二人が愛し合っているのがよくわかる。また、娘にPCをプレゼントされたはいいものの、使い方が分からず娘が帰ってきたときだけ申し訳程度に使ってみる両親の描写など、リアルである。ジュリー・デルピーの実体験に基づくのかもしれない。こういうのって万国共通なんだなと変なところで感心してしまった。(僕の奥さんの両親もまさにそうなのだ)
「ダーマ&グレッグ」とか好きな人にはお薦めできる映画かな。



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映画の感想 | 10:53:35