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Author:yuhei
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
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花の値段と園芸消費者の意識

玄関横の小さなカルーナとヒューケラの寄せ植え。「玄関周りを冬らしく」ということで去年のクリスマスに作った。(その時の記事はコチラ

本当言うと、個人的にはカルーナにはあまりいい印象を持っていなかった。理由は簡単、値段が高いからである。普通に買ったら一株380円くらいする。安くても200円以上はする。どこのホームセンターでもカルーナばかりを集めたコーナーが設けられており、大概「私の庭はカルーナガーデン」と書かれたPOPがくっついている。それを見ては「財布が軽~なるガーデン」などと口には出せない寒いオヤジギャグを舌の上で転がして喜んでいた。(うわ)
ところがあるとき、百円で売っているのを見つけた。ホームセンターで見るのとまったく同じカルーナである。葉の色も鮮やかだし、別に病気でもなさそうだ。(現に今も元気に育っている)。そのカルーナを手に取りながら、つくづく花苗の値段ほどいい加減なものはないと思った。
「百円ショップ」の商品は全国どこでも百円だが、花は地域や経営者によって著しく値段が変わる。この間も県北部の道の駅で立木性のローズマリーとユリオプスデージーを150円で購入した。(ホームセンターでは恐らくその2~3倍の値段である)

まあ、それが園芸の楽しいところでもあるのだが、野菜でさえ、こっちでは100円だけどあっちでは400円なんてことはまずない。実は群馬に野菜の安い店があり、僕は毎週わざわざそこまで野菜を買い出しに行くのだが(その途中で「フラワーガーデン泉」に寄る)、そこでもレタスだけは298円である。スーパーと大差ない。しかし花苗の場合、A店とB店では倍以上の値幅がある、なんてのは日常茶飯事である。

どうしてこんなことが起こるのか。流通の問題もさることながら、恐らくそれは、野菜を買う消費者の意識と、花苗を買う消費者の意識が違うからだと僕は思う。
主婦の場合、野菜を買う場合は他店と比べて高いか安いか非常に神経質になるのに対し、同じ主婦でも、花を買う場合はそのような計算をあまりしないのではあるまいか。花は一種の「嗜好品」であって、トイレットペーパーのような「消耗品」とは違う、という意識が強く働いているため、値段をあまり気にしないのではないか。トイレットペーパーの場合、「高いわね」と感じたら、それは本当に「高い」のである。
しかし生き物である花苗の場合、多少高いと感じても、それは「いい苗だから」と自分を納得させることができてしまう。そしてこの客の<自己暗示>こそが、店側に値段を釣り上げる余地を与えているのではないか。
要するに、消費者の花に対する価値基準なり価値判断が曖昧だから(どんな苗が良くてどんな苗が悪いのかよく分からないから)、花苗の価格も曖昧にならざるを得ないのではないか、ということだ。

僕が見つけたそのカルーナは、百円が相当だと僕は思っている。だから買ったし、これからも百円以上のカルーナを買う気はない。しかしこの価値基準は僕だけのもので、人によっては「安すぎる」とか「それでも高い」と思うかもしれない。
僕のように「安いに越したことはない!!」と思う人が増えれば、安くなるだろうが、園芸界(および園芸愛好家)とはそういう「お下品な」世界でも人達でもないから、こんなこと言ったって永遠に変わらないかもしれない・・・。特に関東は。


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園芸コラム | 21:02:11