先日紹介した「百円のリース」を使って、今回は男臭いリースの寄せ植えに挑戦した。言うなれば、ロック野郎の、ロック野郎による、ロック野郎のためのリース!
作品名:Welcome to the jungle
昨日、銀色に塗装したおもちゃの鉄砲の使い道はこれだったのだ。
全くの門外漢の人のために言っておくと、真正面に書いてある通り、これはガンズ・アンド・ローゼズというバンドをイメージしたリースである。ミニバラは説明不要として、両サイドの黒竜でハードロックのうるささを、ミカニアでイジー・ストラドリンのルーズさを、シロタエギクで「ユーズ・ユア・イリュージョン」以降の金属的な音楽性を表現!!・・・したつもり。個人的には上出来。特に百円ショップで買ったおもちゃのピストル。ラッカーでスプレーしただけでモデルガン並の光沢を放つようになったのは驚天動地。
愛用のベースとミニアンプと。
ちなみに、バンドネームの入ったプレートはステンシルで。
①気に入ったフォントをコピー用紙などにプリントアウトして、貼って剥がせるスプレーのりを吹きかける。のりが乾くまで少し待って、任意の場所に貼りつけたらカッターなどで文字を切り抜く。
②30センチくらい離してシュッシュと数回に分けてスプレーする。(近距離から一気に吹くとにじむので注意)
スプレーしたら乾くまで待つ。(1時間も待てばOK)
③ゆっくり丁寧にはがすと、はい、出来上がり。
こんなぼろぼろの木じゃなくて、もっとちゃんとした木やボードに「Welcome」とか「Merry Xmas」とかスプレーして玄関にぶら下げるのもいいかもしれない。
園芸店でミニバラを見て「あ、ガンズのリース作ろう!」とひらめきに任せてやったのだが、実際作ってみて気付いた。意外にガンズって園芸と相性がいいぞと。
でもよく考えればそのはずで、ガンズは今でこそ「ヘヴィー・メタル」「インダストリアル・ロック」のイメージが濃くなってしまったけれど、当初はブルースを基礎とした泥臭いロックンロール・バンドだったのだ。骸骨のジャケットとは裏腹に、その出で立ちはカウボーイハットにスカーフ、皮のブーツといった、まんまカントリー・スタイルで、特にボーカルのアクセル・ローズなどは、畑の隅に置いてあるオンボロのトラクターに寄りかかってタバコをふかしていてもおかしくないような、そんな田舎臭い雰囲気があった。サウンド自体も、柔らかかった。
だから園芸のような有機的な分野とも調和するのだろう。
今までの人生のかなりの時間をロックに費やしてきたガーデナーの一人として、これからも引き続き「ロック」と「園芸」をフュージョンさせた寄せ植えやリースを制作していこうと思う。
↓こういう人たちだっているわけだし・・・。
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フリチラリアは基本的には日当たりのいい場所で管理するそうだが、一方で夏の日差しと暑さに非常に弱いので、すぐ球根が腐ってしまうという。要するにキホン日当たりがよく、でも夏は涼しくなる場所を御所望なのですね。
我が家でその条件に一番近い場所といったら裏庭しかない。一年を通して半日陰だが、夏は涼しく、風通しもいい。
こんな球根が三球入ってた。クルミみたい。

では、おやすみなさい!


フリチラリアはもともと林の中の木陰か何かに自生しているらしいから、もしかしたら芽を出してくれるかもしれない。楽しみ。
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いつだったかの夜、ふとテレビを付けると、海外ドラマがやっていた。
父親が孤児の青年を引き取って家に置くと言うのだが、母親と娘がそいつを気味悪がって反対する。どこかあやしい。どうして顔に殴られた跡があるのかしら―。
とかそんなような内容で、つまらない。
つまらないのになぜかリモコンに手が伸びない。それどころかそのモッさい海外ドラマにうならされている自分がいる。
「もっとカメラ引いて、右だよ右、お前そこに立つなー!」
花だ。背景に植えられている花が気になってしょうがないのだ。あのコンテナに植わっているのは何だ?アメリカのハンギングってこんなにデカイのか・・・、てかこの人「フルハウス」のベッキーじゃん?
結局30分くらい見てしまったのだが、最後にドラマのタイトルが出た時は唖然とした。
「新・ビバリーヒルズ青春白書2」
なんてこった!この俺様が「ビバリーヒルズ青春白書」なんぞにたとえ一時でもうつつを抜かしてしまうとはーっ しかも「新」のうえにさらに「2」が付いているようなゴリ押し続編ドラマに・・・
。
前だったら「ベッキ―も老けたなあ」程度でチャンネルを変えていただろうに、園芸を始めたおかげでどのドラマを観てもどの映画を観てもまず背景の植物に目が行くようになってしまった。
アクション映画でさえ、追い詰められた男の部屋に花瓶があったりすると、「あれはジニアかしらダリアかしら」とか思う。そんな花瓶は相手のドタマをぶち割るためだけにそこに存在しているのであって、それがジニアだろうとダリアだろうとストーリーには何の影響もない。重要なのはそいつが「どんな死に方をするか」だけだ。
しかし、これが「映画は総合芸術」と言われるゆえんかと思うのが、そんな「小道具」にすぎない花瓶でも、それなりにキレイに仕立ててあったりする。
画像が汚くて申し訳ないが、これはキャメロン・ディアス主演の「ホリデイ」という映画のワンシーン。
LAに住むディアスがクリスマスの休暇をどこで過ごすかググるシーンだが、手前に白のポインセチアが見える。ポインセチアと言ったら普通「赤」なので、花好きの人は「おや」と思うだろう。
面白いのが、プリンターもディアスのシャツも椅子もポインセチアと調和するように白でまとめているところ。これは多分、「ここはLAですよ」という説明のためにこうしているのだと思われる。LAでは冬でもポカポカしているいので、クリスマス・ムードというものが希薄だ。だから無理して「いかにもクリスマス」な、赤いポインセチアにするより白のポインセチアでムードより清潔感を強調することにしたのだろう。
ほんの二分足らずのシーンだが、アクセントに過ぎないポインセチアから色々なことが想像できて、面白い。園芸をやっていなかったら気付かなかったことだ。
この「ホリデイ」はアメリカに住むキャメロン・ディアスとイギリスに住むケイト・ウィンスレットがネットで知り合い、お互いの家を交換するというストーリーなので、英米の住宅が交互に映る。両国のインテリア、庭などを比べながら観ることもできる。映画自体もまあまあ面白い。
クリスマスにパートナーと一緒にどうぞ。
もう一作紹介したい。メリル・ストリープ主演の「恋するベーカリー」だ。この映画は園芸うんぬん以前に普通に映画として面白いのだが、何がすごいって庭がすごい。家庭菜園をしているらしいのだが、見ての通り、もはや家庭菜園の域を超えている。
注目すべきはトマトの支柱がオベリスク風に立てられている点だ。これは日本ではあまり見かけない。「雪つり」に似ているが、雪つりは木に雪がかぶらないようにするためのものなので、普通野菜には使わない。
日本では「支柱」と言ったらあの緑色の「棒」を連想してしまうが、どう見たってこっちのほうが有機的でいい。個人的にこのオベリスク風の支柱は衝撃的だった。
日本にも「棒支柱」のほかに輪のついた巻きつけるタイプの支柱があるが、どれもなぜか緑色のテカテカしたやつで、いかにも「ホームセンターで買ってきました」って感じがして個人的にはNGである。(使ってるけど)来年はぜひこのオベリスク風支柱でトマトを育ててみたい。
意識が変わると視点も変わる。見えなかったものが見えてくる。子供のころは「うわ、まだこれやってるよ」とゲンナリさせられた「ビバヒズ白書」でさえ「見どころあるじゃん」と思えてくる。一度観た映画でも、もう一度見直せばまた新たな「園芸的発見」があるに違いない。そう考えると、わくわくする!
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八月に植えた大根。そろそろ収穫の時期だと思うのだが、どうなったかな。
実は、最近はあまり様子を見ていなかった。虫除けに被せた不織布をいちいち取ったりまた被せたりするのが面倒なのだ。
左右に立てたU字型の支柱に洗濯バサミでとめて幌のように仕立ててあるのだが、ちょっと様子を見るだけなのにいちいち洗濯バサミをはずして、重石をどけて、とやらなければならない。といって布を取り払ったら最後、一気に大・昆虫王国へと姿を変えるだろうことは明らかなので、どうにもできない。うちは虫が多いのだ。
まあいいや、とりあえず見てみよ~っと。
葉っぱをかき分け、株元を見ると大根の白い頭が。なんかプロっぽいぞ。畑の大根って感じだ。これは、成功の予感・・・!?
この頭からすると恐らく30センチくらいにはなっているはず。
では、
世界中の食材に感謝をこめて、いただきます!!!
うりゃーーーー。
スポッ・・・・
え?
確かに、種をまいた時には「去年は子供の靴下みたいなひょろひょろしたやつだったから、今年こそは女子高生の足ぐらいの太さにはしたい」って書きましたよ。(→コチラ)
でもいくらなんでもこれは・・・・。太いけど短い。大根に見えない。
オカシイ・・・と思って種の袋を見たら、うちのはコレ↓だったようだ。

「短型大根」だとー!?忘れてたぞ、完全に!(奥さんが買ったから記憶にないのだ)
てことは成功なのか??この写真を見る限り、全く別物ってわけじゃなさそうだし・・・。うーん・・・・なんか釈然としない。大根を育てたって気がしない。クリームパンだと思ってかじったらピーナッツパンだった、みたいな。
ま、いいか。
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