ストリートビュー

冬の空は清廉な人には朝の湖の水面(みなも)のように映る。迷える人には空っ風がそのゆらぐ足取りをすくいあげ、まぶたの上に孤独を乗せた者は見上げてもただの薄っぺらい水色の紙しか見えない。

僕は欲望を履いて魔物のマフラーを巻く。
眉間にしわを寄せながら、疼きと炎を着こなす。

女たちは天井を歩く。
駅ビルの天井を足早に流れて流れて流れて流れて流れて
メイクアップステーションの泉を抜け、重たいガラスを押しのけて
地下を蹴る。
彼女は空の色になんて興味はなかった。全部透明ダ。
雑音で雑音をくるんだ交差点がパイ生地のようにボロボロ剥がれて、彼女のイチゴ大福は警戒する。
ネオン。
視線。

自分の前世はイヤホンだったと思う。
音で世界に鍵をかけ、そのなかで眠る。

迷路でもないのに迷路に感じる。
本当はいたってシンプル。鉛筆のようにシンプル。
パイナップルを突き刺しているのは自分。
こんなんじゃだめ。

この世界は面白いはず。

もっと面白いはずなんだ。

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2017.02.02 | |

冬のコラージュ。

やっと木曜日。。
冷蔵庫の中にロールケーキがあるシアワセ。

冬の輪の中で 僕らは踊る。

あなたが頬杖を付いている時
       僕は窓辺に立っている。
あなたが買い物をしている時
              僕も買い物をしている。

僕がガソリンを入れている時、
      あなたはエスカレーターを降りている。
僕がキーボードを叩いている時、
      あなたは味噌汁を作っている。

冬の輪のなかに僕らはいる。
田んぼを突っ切る一本道、林を抜ける君。
山道。
信号の多い道。
雪の壁を縫うように走る道。 海辺のフリーウェイ。
ありふれた、チェーン店の並ぶ県道・・・。
車で、自転車で、白い息を吐いて、冬の時間を切り裂いて。
駆けてゆく。

あなたは
ヒーターの前に辿り着く。
時計を見上げて、腕まくり。
ペットにエサをあげる時間。
庭に出る時間。
子供を寝かしつける時間。
雨戸を閉める時間。
タイムカードを押す時間。
誰かと会う時間。
冬の輪の中で時が踊る。

あしたは金曜日。

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2017.01.19 | |

冬のうた

今日は昨日より静かな日だった。午前中は頼まれているイラストの仕事(のつづき)をして、午後から例によって電話持参で庭に出た。
今日も冷える・・・。花の向こうに春を夢見て足踏み。

春より冬のほうが好き、と言える日が来るとは思えないが、冬には冬の魅力がある。
あたたかい部屋に戻る楽しみがある。
冬の一日はそこへ戻るための試練である。

ベッドから出るのが試練。
歯磨きのあと、口をすすぐ水の冷たさが試練。
せっかく梳かした髪が空っ風にメチャクチャにされるのも試練。
電車で座れたと思ったら西日のスポットライトが眩しすぎてスマホもまともに操作できないのも試練。
夜中に灯油を買いに行くのも試練。

でも、想う人の指先の静電気に驚いて笑い合ったり、
神社で甘酒を飲んだり、
白い息を弾ませながらジョギングしたあとの、こめかみの汗を乾かす冷たい風に身をゆだねたくなる瞬間は、冬にしかない。

あたたかい部屋へ帰ろう。

夕日に染まったビルの谷間に長い影を伸ばしながら早足で横断歩道を渡るとき、
暗い田舎道で自転車のサドルを踏みしめる時、
自分の家の明かりが見えたとき、
人は手袋の中で
小さな炎を握り締めている。

自分のための、誰かのための。

と・・・いうわけで。 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・
今日も色々作業したんだけど長くなるので明日にでも。
このカラーボックスを必死こいて白くリニューアルさせたりした。

明日から連休なので、事務所改造、一気に進めちゃいます。
塗装はほぼ済んだので、あとは組み立てと設置。
頑張りまーす。

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2017.01.06 | |

雨上がりの朝

優しい夢を見た朝の、優しい雨が過ぎた頃、庭木が水の宝石を落とす。

少し生暖かい空気が、アスファルトから立ちのぼって、
裸の陽が屋根の間から庭を刺し、土が陰をはためかせる。

数歩歩いて、今日に「おはよう」。

寒さが気まぐれに和らいだこんな日は、心が春を思い出す。

条件反射で踊りだす。
春の幻影。
ある日の恋の名残。
ステンレス色の午後。
風邪気味のキミ。
雲が散って、校庭に光の池が出来た。
春が来たのが嬉しくて、僕は自転車で竜巻を起こした。
冬の階段を降りて、降りて、降りて、何個目かのドアを蹴破って、春をさらった。


そうそう、小屋に立てかけてあった白い階段の、新しい置き場所が決まった。

日陰の庭の片隅に佇ませることにした。試しに置いてみたらしっくり来たので。

埋もれた感じで、隣に錆びたブロンズ製のイスでも置いたらもっと雰囲気出ると思う。

冬は巣ごもり&巣作り。
動いて動いて、自分から発熱。

あーあ、毎日ガーデニングしてたいなあ・・・。

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2016.12.05 | |

Yellow

朝起きたら、庭が黄色に染まっていた。

シランが美しく枯れ、紙吹雪のような落ち葉が

無味の地面を楽しく散らかす。

葉の色が変わり、落ちる。
ただそれだけのことが、人の心を通すと意味を持つ。
百の落ち葉には百の意味が。
時には、ひとひらの葉が、漬物石のような重みをもって
僕の頭をぶん殴ることだってある。
僕は季節の背中に尻餅をついて、落とし穴から柔らかいベッドの上に墜ちる。
何枚かの写真と何人かの微笑。
午後の裸。
指の先のぬくもり。
アコースティックギター。
地下道。
文庫本。
改札前のひといきれ。
ニュース。
フランス映画。
君。
遠回りをして
公園を通って帰る。
布の袋を持って。
夜に手をかざす。
今年最後の雨が
止んだその夜に。

ふぃー。
今年も結局、紅葉狩りは庭で済ますことになりそう。
忙しすぎて、タメ息をつく暇もない。
と、言うほどじゃないけど・・・。

タメ息くらい、思いっきりつきたいぜ。

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2016.11.15 | |

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プロフィール

祐平

Author:祐平
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
「一般教養としてのロック史」管理人。興味のある方は覗いてみてください。ネットショップも地味に
コメ欄クローズ中ですので、現在お声はメールでお願いしております。
⇒ mail@brightside82.com

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