庭の息吹

2014年5月、庭の隅っこにラフランスと豊水を植えた。

2年経ってこんなに大きくなった。

もう立派な木である。

僕は木というものを植えて育てたことがない。子供の頃、学校の行事で記念樹くらいは植えたかもしれないが、自分で買って来た苗木を、自分で穴を掘って、自分の手で植えたことは一度もない。
だからか自分が植えた木を見上げるこの感じ、ちょっと感動。
前の借家では「自分の背丈より高くなる木は植えるな」という条件が付いていたので、庭木といえばせいぜいユキヤナギを、それもコンテナに入れて植えるくらいしか出来なかった。大家としては大きくなった庭木を放置したまま出て行かれるのが怖かったのだろう。
その点、この家では既に自分の背丈どころか家の屋根より高い柿の木や、電線に届きそうな百日紅が植わっており、ラフランスごとき植えたところで毛が一本増えたようなものである。今の大屋さんには庭は自由にしていいと言われている。庭木を抜こうが増やそうが好きにしてくれていいと。
木を植えられる自由。
もっとも、これ以上何か樹木を植えようとは思わない。植える場所もないし、なにより、もともと植えられていた、大屋さんのお祖父さんの思いが込められている(であろう)庭木の管理を通して何かを学ぶほうが楽しい。

さて、そのラフランスに変化が。


花が咲いたのだ。はじめての花だ。
一向に咲く気配がない、こりゃあただ茎と葉を楽しむ為だけの『なんちゃってラフランス』かなと思っていたので喜びは喜びなのだが・・・・ご存知の通りナシは普通、春に花が咲き、夏に実が成る。今花が咲いても意味はない。涼しいから勘違いしたのだろうか。
でも一応こうして咲いたということは、来年の春にもちゃんと咲いてくれ、実も成るってことだよね。楽しみにしていよう。

日陰の庭でも小さいけど大きな発見。


シュウカイドウに花キターーー!
第一号。まさか発芽1年目で咲いちゃうとは。タフだな。。。

ショウガ出来てたー。
って。。。ショウガ作ってたこと書いてあったっけ。。
実はサトイモの脇に埋め込んであったのだ。

土寄せして隠しておいた。

季節が変わると、庭も変わる。
コオロギの声しか聞こえない夜中や、カラスがあくびする明け方、庭のあちこちで小さな小さな変化の爆発が起きている。それは星の死のようにサイレントで、遠く、どこか優雅で、同時に謎めいていて、庭を濡らす雨音の衣をまとって、俺の耳を通り抜けてゆく夜の風のようにいとおしい。
にわのいぶき。

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2016.09.18 | | 庭木・果樹

コンビニで買うクリスマスローズ

今日は午後一番で大宮のお客さんのお宅で打ち合わせ。戻ってきてから少し仕事をして、今度は奥さんの担当する仕事の付き添いで川口へ。
その途中、コーヒーを買いに寄った近所のヤマザキストア。
ここはオーナーの経営センスの光るコンビニで、激安で野菜を売っていたり、思いつきで花苗を並べていてくれたりする。こういう「物言う」コンビニ、地方だけでなく都会でも増えてきている。
「まだ残ってるわ、ふふふ」
車を降りるなり奥さんが目をキラーンと光らせる。

狙っていたのはコレ。
」「ついでに買っちゃってもいいかなあー」
とか言いながらもうカゴを手に取っている。買う気マンマンである。
 
既にこのデイリーストアでクリスマスローズが300円で売っているのは調べがついていたのだ。
「コンビニでヘレボ爆買いかよ・・・」
「だって、花咲いてて300円は安いよ~、開花株なら来年も多分咲くし」
結局6株買った。店員引いてるよ。。。

葉っぱの全然付いてない、変なヘレボだが、植えれば適当に育ってくれる??だろう。。もうこうなったら日陰の庭、クリスマスローズで一杯にしちゃおう。
川口での仕事を終えて、今日の業務終了~。おつかれー。
アフターシックスはそのまま「練子の鉢探し」へスイッチ。
練子というのはシマトネリコという庭木を人格化した際の呼び名である。
島渡練子さん。
東川口の、鉢が豊富なホームセンターに行ってみたけれど。。

これだ!・・・という鉢がなくて、空振りのまますぐ近くの別のホームセンターへ。。
売り場に入ってすぐ、奥さんが下の段を指差して「あれにしよう!」と言った。
そいつを引っ張り出して地面に置いた。下に膨らんだ、ぶにょっとしたデザイン。

しかし。。
売り場狭い&品揃え最小限なのに、他にも候補が続々見つかって・・・。

悩むこと10分。
結局、最初のぽっちゃり系テラコッタに決定ー。
その場で他の庭木を入れてみたり、花を散らしてみたりして、軽くオーディション。
 
うん、これなら通路に置いても違和感なく溶け込むだろう。
問題は練子との相性だけど・・・帰宅後、実際に合わせてみたら・・・

これがなかなかシックリきた。
「練子カワイイー」と奥さんも大喜びだった。
練子のおめかし代・・・1680円也。

ちなみに・・・・このホームセンターで花つきのクリスマスローズはというと

739円。。。
奥さんがドヤ顔だったのは言うまでもない。

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2016.02.19 | | 庭木・果樹

ノー!バレンタイン

気温というのは、庭の植物はもちろん、人の心にもすごく影響を与える。こうやって「チラ見」程度でも「春のような1日」がやってくると、いやおうなしに心が弾む。またすぐ寒さがぶり返すのは分かっていても、カラダの奥の芯のようなところが反応してしまう。訳もなくウキウキする。
庭の梅も咲き始めた。

ウキウキといえば、今日は2ヶ月前から届くのを待っていたソファの納品日。
しかし・・・・
結論から言うと通常の使用に耐えない欠陥品だった為、そのまま持ち帰ってもらった。(新品なのに)
まあ、その話はまた改めてすることにして・・・・そんな最高にクソッタレな出来事があった日でも、外が春の陽気だと「気を取り直して出かけよう」って気にもなるものだ。
夫婦で愚痴を言いながら車を走らせていたら、自ずと足は園芸店へ。。。
「あなたがもし、最愛の人に捨てられた傷心の男だったとして」
と奥さんが唐突に切り出した。
「あなたが無意識でふらふらとやってくる場所は、園芸店だろうね、きっと」
「その人とよく来てたって設定?」
「そうそう」
「捨てられるのか」
「女に捨てられたら、1人で園芸店回りまくりそうだよね、祐平って」
一瞬、泣きはらした瞼を重たげにパチクリさせながらハンドルを握る自分の姿が浮かんだ。園芸店へ向けて。。
「それって、微妙にダサイよね!」
せめて「レオン」みたいに植物を抱えて放浪する一匹狼になりたい・・・・。

どうでもいいけど、セーターなんか着てくるんじゃなかった。暑い暑い。途中で脱いだわ。


さて、やってきた園芸店は、以前奥さんが「あそこならシマトネリコが安く売っていた」と言っていたお店。
奥さんの記憶を頼りにお店の奥に進むと、ホントだっ、小さい島渡練子(シマトネリコ)さんがいっぱい☆

葉のつき具合、枝の数など吟味して3つに絞り、2株購入した。一株は通路に、一株は観葉植物として室内用に。

これがあの通路でグングン伸びてくれるのかと思うとワクワクする。

結局、練子さんだけでなくパンジーのケース売りなども買ってしまったので・・・・・


爆買いの様相を呈しましたとさ。。でも・・・・

いつ植えるの?
今・・・
来週の土日でしょ(泣)
まー、あんま深く考えない。。
バレンタインの「バ」の字もなかったことも、たった一片のチョコさえもらえなかったことも、考えない考えない・・・・。

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2016.02.14 | | 庭木・果樹

庭のブルーベリーでジャム

前にも書いたと思うけれど、うちの庭は果樹が多い。大家さん一家が住んでいた頃からそうだったらしいから、大家さんの両親か祖父が植樹したものだろう。柿が2本、キウイ、ゆずも2本、ダイダイ、梅、そしてブルーベリーだ。
そのブルーベリー、去年はさっぱり実を付けなかったのに、なぜか今年はぽつぽつ実を付けて、収穫したらけっこうな量になった。

柿もそうだ。僕らが住む前はそこまで実が成っていなかったと隣家の奥さんに言われた。
「人が住むと変わるのよ」
と彼女は言った。
家も庭も生きものだ。それらは空気や土の中でつながっていて、新しい借主の入居など「変化」を感じると反応(レスポンス)しようとするのかもしれない。僕らのように入居するなり庭の土をひっくり返し、庭木を剪定し、一階の8畳間を事務所にリフォームし、毎日のように電ノコで材木を切っていればイヤでも「変化」に気付く。派手に暴れたが、庭からのレスポンスが「拒絶」ではなく「容認」だったのが救いといえば救いだ。
もっとも、廊下やトイレの床が最近ちょっと沈むようになってきちゃったけど。

何の話だっけ?
あー・・・ブルーベリーだ。
夜、台所に行ったらいつの間にかジャムになっていた。

大きいビンしかなかったので半分しか入れられなかったらしい。
パンに付けて食べたら、苦味もエグさもなく、マジうまっ☆

僕は普段ジャムはつけない。ホテルの朝食でもレストランでも、マーガリンだけ。でも自分の庭で出来たゆずやブルーベリーが「変身」してビンに閉じ込められているのを見ると、なぜかとてもいとおしく感じて、塗らずにはいられない。「あらあら、こんな素晴らしいものに変容してしまって!」と声をかけたくなる。

ちなみにビンの下に敷いてあるのは、花の絵入りのタイルコースター。


愛知の「美貴フラワーセンター」で買った。1枚150円。
もったいなくてコースターとしてなど使う気になれなかったが、こうやって写真撮る時に下に敷いてあるといいかも。小さい鉢植えを乗せたり。
また台風が来ているのか風がブオンブオン言っている。
月曜日、トウモロコシの支柱強化しておいて良かった・・・。時間差で種を蒔いた「第二軍」がそろそろ穂を出し始めるころ。
5月に蒔いた第一軍はまだ収穫していない。実が小さすぎて獲る気にならないのだ。ふぅ~。
今年は野菜、ちょっと失敗かも。

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2015.07.22 | | 庭木・果樹

庭にラフランスを植えてみる

どっちが言い始めたのか定かではないのだが、いつの間にか夫婦間で「ラフランスを植える」というのが共通の目標になって久しい。なぜラフランスなのか?
好物だから。
としか言いようがない・・・。
しかしこの庭には既にたくさん果樹が植えられており新たに樹木を植える必要性もスペースも乏しい。
おまけに最近またひとつ新たな果樹が植えられていることが判明した。
ブルーベリー。
 
園芸店をぶらついていて、「コレうちにあるな」と思ったらブルーベリーだった。

それでも結果的に植えてしまったラフランス。

場所は西側の明るい日陰。冬の間自家製腐葉土を寝かしていた場所だ。
ラフランスは日当たりが大事らしいので不安だが、朝~午前中はよく日が当たっているのでいいかなと。場所がないなら植えるなよって話だが、やってみなきゃ分からんじゃなイカ。なんでも経験。ちなみに本当は2~3月頃に植えるのが最適で、5月は「まあまあ」な時期。ラベルには「植えたらすぐに苗の頭を3分の1ほど剪定しましょう」と書いてあるのだが、ウチはしないことにした。3分の1も切ったら背が低くなりすぎるし・・・。

二株植えてあるが右の株は普通のナシの「豊水」である。

ナシは異種を二株以上一緒に植えないと実の付きが悪いらしい。受粉の関係だろう。本命はラフランスだが豊水も好きだからおK。二株とも30センチほど穴を掘って堆肥を入れて丁寧に植えつけました。
上手く育ったら、最終的には枝を横に伸ばして低めの棚にしたい。パーゴラみたいなのも作って。株元にバラとかも植えてみたり。夢が広がる・・・。

話は変わって、庭ではツツジが咲き始めた。
シャクナゲ(右)も。花の色が似ているので分かりにくい。。

玄関先などで真っ赤なシャクナゲを咲かせているおうちがあるが、ちょっと憧れ。
ていうかこの家に越してきて少しずつ樹木の名前を覚えるようになった。シャクナゲなんて名前知らなかったからな。
これも今なら「牡丹じゃない?」と言える。

GWに奥さんと母親と東京の西新井大師に行ったらたくさんボタン園があって、奥さんが「この葉っぱどっかで見た」。
さっそく家に帰って見てみたら全く同じ葉っぱ。
花が咲かないので何ともいえないが、牡丹に違いないってことで日当たりのいい場所に植え変えようかなと思っている。

「謎の樹木」の正体が少しずつ明らかになっていく庭。。「謎」なのは自分が無知なだけだが、楽しみながら庭木の名前が覚えられるなんてエキサイティングな庭だ。オールド借家だけの特権かな。

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2014.05.07 | | 庭木・果樹

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プロフィール

祐平

Author:祐平
築30年の借家でホームオフィスをしながら理想の庭づくり、理想のインテリアを探求する日々の記録。
「一般教養としてのロック史」管理人。興味のある方は覗いてみてください。ネットショップも地味に
コメ欄クローズ中ですので、現在お声はメールでお願いしております。
⇒ mail@brightside82.com

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